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旬の食材 ヘルシーレシピ

近年わかってきたニラの健康効果! 効果的な食べ方は?

今月の食材「ニラ」

機能性成分「メチイン」に注目!
疲労回復、ピロリ菌抑制効果も

ニラ

 ユリ科ネギ属の多年生葉菜で、原産地は中国西部。日本に伝わったのは奈良時代以前といわれ、『古事記』には「賀美良」(かみら)、『万葉集』には「久君美良」(くくみら)と記されていて、「みら」がなまって「ニラ」となったといわれる。生命力が強く、刈り取った株から次々に新芽が伸びるため、年に何回も収穫できる。生産量が多いのは高知県や栃木県。

 ニラはニンニクやタマネギなどと同じネギ属の野菜。ネギ属には香りの元になる成分(前駆体)が含まれており、切ることで野菜内の酵素と反応して、香り成分に変化。独特の香りを発する。「この香り成分には血流改善による抗血栓、発がん抑制、抗酸化などの作用があることがわかっている」(前宇都宮大学農学研究科の宇田靖教授)。

 香り成分の前駆体でよく知られているのが「アリイン」だ。ニンニクに多い成分だが、ニラにも入っている。アリインは酵素と反応して香り成分のアリシンに変化。このアリシンにはビタミンB1の吸収を促進する働きがあり、糖質がエネルギーに変わるのをサポートして、疲労回復スタミナ増強に役立つ。

 最近、研究が進んできたのが、ニラの香り成分の前駆体の約9割を占める「メチイン」だ。メチインは、香り成分の「S-メチルメタンチオスルフィネート」になる。高知大学農学部の受田浩之教授によると、「ニラにピロリ菌増殖抑制効果があることが最新の研究でわかった。これは、S-メチルメタンチオスルフィネートの働きによるものと考えられる」。ニラを細かく刻んで食べると効果的だ。

【ニラはここがヘルシー】
アリシンに疲労回復効果が

 アリシンがビタミンB1の吸収を促し糖代謝を助ける。ビタミンB1が豊富なレバーやご飯と一緒にニラを食べる“レバニラ定食”は、スタミナ食として最適だ。また、「薬膳ではニラは体を温め、男性の滋養強壮にも効果があるとされる」(薬膳料理研究家の阪口珠未さん)。

ニラの香りの主成分がピロリ菌を殺菌

 胃がんの原因になるピロリ菌には近年、抗生物質で除菌できないタイプ(=株)が出現している。「ニラに含まれるメチインから生じるS-メチルメタンチオスルフィネートは抗生物質耐性株の除菌にも有効。除菌薬と併用しても薬の効果を阻害しない」(受田教授)。

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