初めてのハーフマラソンまでついに1カ月を切ってしまった、ヘタレランナー・カメ子。膝に不安を抱えながらも、真鍋未央コーチによる最終指導日には、なんとか目標ペースで15kmを走って本番につなげたい。だが、相次ぐ雨の影響で思うように日程調整が進まず…。
スポーツ栄養士のルミ先生の栄養指導を受け(詳しくは「ランナーは食事が命、スタミナアップの栄養講座」、「レース前後の栄養補給、こうすれば強いランナーになれる!」)、次のレースに向けて気持ちも高まってきたカメ子。リタイアに終わった7月の10kmレース以来、実に3カ月半ぶりに挑戦するのは、10月下旬に軽井沢で開催される「サンスポ軽井沢リゾートマラソン」のハーフマラソンの部。
ハーフマラソンということはつまり、21kmちょっとの距離を、自分の脚で走ることになる(←そりゃそうだ)。
21km。
JR中央線でいうと、新宿から国分寺までの距離に相当する。走り慣れた神宮外苑のランニングコース(1周1.325km)でいうと、16周弱の計算だ。
…無理。かなり無理。∑(; ̄□ ̄A
…と言いたいところだが、フルマラソンを目指す以上、そろそろハーフを走っておかないといけないことは、いくらヘタレな私でも分かっている。そう、いつまでも「自信がない」だの「無理」だの言っていないで、覚悟を決めて走るしかないのだ。
いつのまにペースが落ち、最長距離も12km止まり
カメ子がエントリーしたハーフマラソンの制限時間は2時間45分。これはスタートの号砲からゴールまでの時間(グロスタイム)なので、号砲から実際にスタートラインを超えるまでのロスタイムを差し引いた、実質的な制限時間(ネットタイム)は、2時間40分くらいと考えた方がいい。ということは、平均ペース7分30秒/km以上で走り切ることが必須条件となる。
ランニングを始めたばかりの頃は、早歩きに近い8分~8分30秒/kmペースが快適に感じられていたカメ子も、コツコツとトレーニングを重ねる中で徐々にペースが上がり、最近は7分30秒/km前後で走れるようになってきていた(まだまだ“亀ペース”ながらも、自分の中では大きな進歩!)。
だが、これまでに走れた最長距離は12km。それも7月のレース前の記録で、その後は左膝の痛みのため練習が思うようにできず、この3カ月間でまとまった距離を走れたのは8km、9.5kmの2回だけ。しかも、平均ペースは8分/km、8分10秒/kmと明らかに落ちてしまっている。左膝の痛みへの不安に加えて、暑さや湿度もかなり影響していたとは思うが、すっかり調子が狂って、以前のペースを取り戻せずにいた。