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走り亀 ~ヘタレランナー フルマラソンへの道~

治らない膝、迫りくるハーフマラソン

第24回 ヘタレランナー・カメ子、本当のヘタレで終わる…かも

 カメ子=日経Gooday

 しかも、最近、カメ子は走る中で、ある「変化」を感じていた。

 上り坂が、前よりもイヤではなくなってきているのだ。下手すると(?)「いい刺激」くらいに感じることもある。レース選びでは何よりもまず「フラットなコースであること」を最優先にして、普段のトレーニングでも徹底的に坂道のないコースを選んできたカメ子が、信じられない変化だ。

 理由の1つは、膝を痛めたこと。カメ子の場合、下り坂でブレーキを掛ける時には痛む膝も、上り坂では痛まない。そのことがきっかけで、上り坂にほんの少しだけポジティブなイメージが生まれた。もう1つは、おそらく、「走れないなら、せめて補強トレーニングだけはしっかりしなければ」との思いから、階段の上り下りを以前よりもせっせとするようになったことだろう。いつのまにか、「上り」への苦手意識が少なくなっているのだ。

上り坂も恐れず、順調に7分半弱のペースを刻んでいく。
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 走りながらそのことを真鍋コーチに話すと、「それは、いい変化ですよ!」とにっこり。少しはランナーとして成長しているのかな、とうれしくなったのも、つかの間だった。

 ひ、膝が…。

またしても膝痛でリタイア。もういやだ…

 3kmを過ぎたあたりから、早くも左膝の外側に違和感が出てきた。

またしてもこの膝がブレーキに…。
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 「きた、いつものやつが…。せっかくいい感じで走っているのに…!」

 一気に表情が曇るカメ子。痛みは少しずつ強くなってくる。それでも、なんとか頑張って走り続けたものの、8kmで痛みに耐えかねて、トレーニング中止となった。タイムは、56分25秒。

 レースは2週間後。いったいどうすればいいんだろう。右脚強化のための補強トレーニングも一生懸命やってきた。でも、努力が足りなかったのだろうか。このままでは、わざわざ一緒に走ってくれる真鍋コーチにも申し訳ないし、本当にヘタレでダメダメなトホホ連載になってしまう…。

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「8kmまでは目標ピッタリのいいペースで走れていましたよ」と慰めてくれる真鍋コーチ。だが、ヘタレカメ子は不安と落胆を隠せない。

 この時点でカメ子、21kmという途方もない距離を完走できる自信はまったくなかった。個人で参加するのとは違い、ヘタレなりにいろいろと背負ってしまっているこの企画。このままリタイアに終わったら、連載の中断も視野に入れるしかないかも…。そこまで気持ちが落ち込み、現実から逃れたい気持ちでいっぱいになったのだった。

 次回(「目標はビリでも完走! 人生初のハーフマラソンに挑む」)は、背水の陣で挑んだハーフマラソン本番の様子をお伝えします!

(写真:村田わかな)

(協力:ダンスキン〔カメ子着用:ジャケット 9500円、Non Stress ロングスリーブ 4900円、ANY MOTION クロスショート 5500円、以上すべて税別〕、大塚製薬)

真鍋未央(まなべ みお)さん
ランニングアドバイザー
真鍋未央(まなべ みお)さん

福岡県出身。高校時代、中・長距離の陸上選手として活躍し、卒業後は資生堂ランニングクラブに所属。同クラブ在籍中にマラソンに転向。ベストタイムは2時間55分27秒(2006年1月29日大阪国際女子マラソン)。現在は、ランニングアドバイザーとして女性向けのセミナー、ランニングイベント「miobiRun」を定期的に開催するほか、TVや雑誌など各種メディアで活躍している。公式ブログはこちら
著書『週1回のランニングでマラソンは完走できる!』(池田書店)
(写真:村田わかな)

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