日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > スポーツ・エクササイズ  > 走り亀 ~ヘタレランナー フルマラソンへの道~  > ランの膝痛に悩み、スポーツマッサージ初体験!  > 3ページ
印刷

走り亀 ~ヘタレランナー フルマラソンへの道~

ランの膝痛に悩み、スポーツマッサージ初体験!

第22回 左右の脚の長さが違った!…そして、そろった。

 カメ子=日経Gooday

なるほど。スポーツマッサージと聞くと、アスリート専門のマッサージという印象があって、敷居が高く感じるのですが、実際にはどんな人が受けに来るんですか?

金子さん 確かに「スポーツ」という言葉がついているので、スポーツをする人のためのマッサージというイメージが強いかもしれませんね。実際、当院のお客さんはランナーの比率が非常に高いです。

 でも基本的には、どなたが受けてもOKなんですよ。誰でも毎日、全身の筋肉を使って生活していますから、使い方によっては張りや凝りが生じます。普段特に運動をしていなくて、肩凝りや腰痛に悩んで来られる方もたくさんいます。アスリートであってもなくても、筋肉の状態をみて整える、という点で施術側のとらえ方は同じなんです。

そうなんですね。ちょっと安心しました。スポーツマッサージを受けにくるランナーの悩みで多いのはどんなものですか?

金子さん 一番多いのが、ケガや痛みです。それをきっかけに来院して、その後もメンテナンスのために継続して通ってくれる方が多いですね。ちなみに初心者にトラブルが出やすい部位は膝と股関節です。体を使いすぎると、まず一番弱いところに痛みが出てきます。それが膝関節と股関節なんです。

まさに私のようなケースですね(^^;) 特定の部位の痛みに悩んで来院した場合、スポーツマッサージではどのようなことをしてくれるのですか?

スポーツ経験が豊富でマラソン大会事情にも詳しく、ウエアや給水のアドバイスまでしてくれるという金子さん。頼もしい存在だが、実はご自身は「インドア派」とのこと(!)

金子さん まずは痛みを取り除く方法を考えます。一切走るのをやめて経過をみるのか、軽く走り続けながらストレッチを入念にするのか、といったおおまかな方向性ですね。これは、痛みの特徴(痛みの出るタイミングなど)や、触ってみて熱感や腫れがあるかどうか、といった点から判断します。

 それから、全身の筋肉をほぐしながら、筋肉の付き方、左右差、張り具合などを確かめ、痛みの原因を探ります。筋肉の張りを見つけると、その人の仕事や普段やっているスポーツ、痛む場所などの情報と組み合わせながら、どういう動きをした結果、その部位の張りにつながっているのかを想像します。そして、その張りが痛みにどうつながっているのかを考えるわけです。

 例えば、カメ子さんは左膝の外側が痛いんですよね。そして、普段からランニングフォームで右膝が内側に入ってしまっていると指摘されている。となるとおそらく、右脚にかかった力が逃げてしまい、その分左脚に負荷がかかって左の膝の痛みにつながっているのではないかなと想像します。あとで実際に見せてもらいますが、おそらく脚の筋肉に左右差があるのではないかと思います。

な、なるほど…(すごい!)。痛みの原因が分かったら、次はどうするのですか?

金子さん 痛みの原因で多いのは、筋力の弱さや、形(アライメント)の崩れです。施術ではまず全身の張りをほぐすことで、筋肉の形を整えます。その後、足りない筋力を補強するためのメニューやトレーニング量の調整、フォーム改善のポイントなどをアドバイスします。特定のコーチについている方の場合は、コーチと連絡を取って直接対処法をご提案することもありますよ。

 こうしたアプローチは一見「回り道」のようにも見えますが、痛みの根本を改善することが、「痛みを悪化させない」「繰り返さない」ためには必要不可欠なんです。痛くなったらしばらく休んでなんとなく良くなり、「だましだまし」走っているうちにさらに痛くなった…というサイクルを繰り返すうちに、走り続けられなくなってしまったランナーはたくさんいますからね。

(ドキッ)身につまされます…!

RELATED ARTICLES関連する記事

スポーツ・エクササイズカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 60代以降で急増! 男を悩ませる前立腺の病気

    中高年にさしかかった男性にとって、病気が心配になる臓器の1つが「前立腺」だ。前立腺の病気のツートップ、前立腺肥大症と前立腺がんは、いずれも中高年になると急増する。前立腺肥大症は夜間頻尿などの尿トラブルの原因になり、前立腺がんは、進行が遅くおとなしいがんと思われているが、骨に転移しやすいという特徴があり、怖い一面もある。今回のテーマ別特集では、前立腺の病気の症状から、具体的な治療法までを紹介していこう。

  • 悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを上げる実践的な対策

    健康診断で多くの人が気にする「コレステロール」。異常値を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症のリスクが高まっていく。数値が悪くても自覚症状がないため、対策を講じない人も少なくないが、異常値を放置しておいてはいけない。では、具体的にどのような対策を打てばいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、健診結果のコレステロール値の見方から、具体的な対策までを一挙に紹介していこう。

  • 老化を進める「糖化」から身を守る対策とは?

    “老けにくい”体にしたいというのは誰もが共通に思うこと。その老化の原因の1つとして最近注目されているのが「糖化」だ。この糖化、見た目の老化はもちろん、体内の血管や内臓、骨、関節などの機能低下にも密接に関わっているという。糖化リスクを遠ざけ、老化を遅らせるためには何を実践すればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、糖化の健康への影響から、その対策までを一挙に紹介しよう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.