真鍋未央コーチの指導の下、初めての8kmランに成功したヘタレランナー・カメ子。1時間以上も連続で走れるようになった自分に感動したのもつかの間、次に立ちはだかったのは、練習時間確保という新たな壁だった。
初めての8kmランに成功し(詳しくは前回記事「ついに8km完走、1時間も走り続けた自分に驚愕!」)、また1つ山を乗り越えた達成感でいっぱいの、ヘタレランナー・カメ子。「次回指導日までに10kmの大台を達成しよう!」と意気揚々で再び自主トレ生活に戻ったのだが、ふと、あることに気が付いた。
距離が延びるということは、所要時間も長くなるということ。そうなると、走力アップもさることながら、難しくなってくるのが練習時間の確保だ。
せっかく確保した練習時間に限って雨が…(泣)
トレーニングを始めたばかりのころは、所要時間は正味30分、ウォームアップを入れても40分程度だったので、週末の“すきま時間”に走ることができていた。だが、じわじわと距離が延び、いよいよ10kmを目指すとなると、トレーニングに1時間半は必要になってくる。フルタイムワーカーであり、2児の母でもあるカメ子にとって、週末の予定の合間を縫って自分専用に1時間半を確保するのは、けっこう難しい。しかも、せっかく確保した時間帯に、体調や天候がいいとは限らない。実際、「今週末は、ここしかまとまった時間をとれない!」というところで雨が降ってしまい、泣く泣くトレーニングを断念したことも…。
やる気はあるのに、思うように走れない。そんなもどかしい状態の中、ようやく確保したランニングの時間に、5kmでリタイアしてしまった日があった。真鍋コーチと一緒に8kmを走った指導日の翌週のことだ。体調も良く、体の痛みもなかったのだが、「貴重なトレーニング時間だ!」と思って肩に力が入りすぎたのか、「一度クリアした8kmは超えなければ」という気負いがプレッシャーになったのか、2kmすぎに早くも疲れを感じて脚が重くなり、5kmで完全に止まってしまったのだ。
「せっかくのトレーニング時間なのに、なんで5kmで挫折しちゃったんだろう…」と我ながら情けなくなり、真鍋コーチにトホホな現状を報告してみた。すると、こんなお返事が。

少し停滞期に入っているようですね。
誰もが通る道でもありますので、焦らずに。
前回8km走れているので、必ずまた走れます。
確かに今まで以上にトレーニングの時間確保が難しくなりますが、ここで嫌だと思ってしまうのが一番良くないので、
あ、今日なら走れそう、くらいの気持ちで取り入れてもらえたらと思います。
走れないことに焦りを感じないようにしてくださいね。
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- ええい、子どもと一緒に走ってしまえ!