桜に誘われ、人生初の10kmラン!
桜の季節はとにかく走ることに幸せを感じ、アドレナリンが放出されていたようだ。実は、この「夜桜ラン」の数日後、平日にもかかわらず、「青空の下、満開の桜並木を眺めながら走りたい!!」という一心で、普段は絶対にやらない早朝ランに挑戦した。朝の爽やかな空気を吸いながら、咲き誇る桜を眺めながら走ると、あまりの気持ちの良さに、頬はゆるみっぱなし。そして、この日、ついにカメ子は到達したのだ。
人生初の10kmラン(* ̄∇ ̄*)!
この日は、体が温まってきた1~2kmくらいから5kmあたりまでは快調で、時計をチラチラ見ることもなく、あっという間に経過。5kmを過ぎた辺りで、一瞬、リタイアの記憶が頭をよぎったものの、1km8分前後のペースを保って順調に走れているし、息も苦しくない。脚も痛くない。「まだ大丈夫!行けるところまで行こう!」とポジティブに切り替え、ランニングとはまったく関係のないことを妄想しながら、走る…。そして、自己最高タイの8kmに、ついに到達! この時点で、走り始めてから1時間5分ほどがすぎていた。

ん? 疲れてはいるけど、まだ余力があるみたい。これ、10kmいけちゃうかな??
まだ時間も余力もある、となれば、ここでやめるのはもったいない。「もう、いつリタイアしても、自己ベストだ!」。そう思うと一気に“攻め”の気持ちに切り替わり、結果的に、+2kmを走ることができたのだ。
10km走り終えた時には、さすがに脚はガクガク。全身ぐったりで、このまま会社を休んでしまおうかと思ったほどだ。それでも、その疲れを上回る達成感と高揚感がたまらない! 自分の人生で、まさか10kmなんていう途方もない距離を、自分の脚で走る日が来るなんて…! ああ、感動。
この日のタイムは1時間22分09秒。後半は少しペースが落ちたが、平均すると1km8分08秒のペースで走ることができた。カメ子は、この10kmは、まぎれもなく“桜マジック”だと思っている。つくづく、距離を伸ばすにはメンタルの状態が大事なんだな、と感じた初めての10kmランだった。
ヘタレランナーを支える3つのモチベーションとは
これまで、「3歩進んで2歩下がる」というペースで、壁にぶち当たりながらも地道に続けてきたトレーニング。アクシデントや苦労話は尽きないが、幸いなことに、「やめたい」と思ったことは一度もない。もちろん「仕事だから」という縛りは大きいのだが、それだけでは良好なメンタルは保てない。自分なりに感じている、「走るモチベーション」は、以下の3つだ。
1. 無理のないメソッドで、コーチや仲間と励まし合いながら走るのが楽しい!
真鍋コーチの「週1ラン+週2回の補強トレーニング」というメソッドが、体力的にも精神的にも、ヘタレな初心者にぴったりなので、無理なく取り組めているのが本当にありがたい。真鍋コーチの絶妙な手綱さばきのおかげで、弱音を吐きつつも適度な緊張感を保ち、楽しんでトレーニングを続けることができている(マンツーマンで指導していただけて、本当に贅沢ですよね…感謝、感謝)。
加えて、ランニング仲間の存在。基本的に普段の自主トレは1人だが、「いつか一緒にレースに出よう!」という仲間との約束が、先々の楽しみになっている。もちろん、読者の方々からの励ましや冷やかし(!)の声も、心の支えになっています!
