初めてのレース(注:3km)参加を前に、日に日に緊張が高まっていたヘタレランナー・カメ子。完走間違いなし、と真鍋未央コーチに太鼓判を押してもらったものの、前日になって突然、コーチが発熱でダウンしたとの連絡が。初めてのレースが急転直下、まさかの“ぼっち参戦”に! どうなる、カメ子!?
記念すべき、人生初レース当日の朝。数日前までの寒波がうそのように去り、風もなく、空は穏やかに晴れわたっていた。コートを着ていれば全く寒さを感じないばかりか、少し体を動かせば、コートを脱ぎたくなるくらいの体感気温。そう、今日は絶好のマラソン日和!
真鍋未央コーチという精神的支柱を土壇場で欠いてしまい(詳しくは前回記事「初レース参加直前、思わぬアクシデントが」参照)、すっかりヘタレモード全開になっていたカメ子だったが、ここまできたら、腹をくくって走るしかない。「サポートしたかった、本当に(;_;)」と残念がる真鍋コーチに、無事完走の知らせを届けたい!
緊張が一段と高まる中、スタートの約1時間前の8:30に会場入りします。
ゼッケンとICチップを着けてスタート地点に集合すればOK
今回参加したのは、「第16回谷川真理ハーフマラソン」。およそ1万人のランナーが荒川の河川敷を駆け抜ける、国内でも屈指の人気を誇るハーフマラソン大会だ。カメ子はこの大会の3kmの部にエントリーした。メインとなるハーフマラソンの前に、河川敷の平坦な一本道を上流に向かい、途中で折り返してスタート地点に戻ってくるコースだ。
この大会では、荷物を預けるランナー以外は、当日の受付は必要なく、事前に送付されたゼッケンとICチップを装着して、スタート時間に合わせてスタート地点に集合するだけ。スタート時とゴール時に、コース上に設置された計測マットを踏めば、自動的に順位やタイムを記録してくれるハイテクレースなので、運営はとてもスムーズだ。
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