ボロボロでも、ヘロヘロでも、なんでもいい
なんとか無事にフィニッシュしたカメ子、重圧から解放され、完全に放心状態。そして、真鍋コーチとドS元編集長に祝福され、うれし涙。
ボロボロでも、ヘロヘロでも、実力不足でも、なんでもいい。アスリートでもなければ、走ることが得意でもない自分が、自分なりの努力を重ねて、たどり着いたんだ。人生で絶対に到達することはないと思っていた場所に。
そして、完走して初めて分かった。この企画のゴールは「初心者がフルマラソンを完走すること」だったけれど、最大の収穫は、完走という勲章そのものではなく、「走ることを好きになれたこと」だったんだ、と。なぜなら、完走直後は「もう走らなくていいんだ~~!」と解放感にひたっていたのに、2日後には、全身筋肉痛にもだえながらも、「次、いつ走ろうかな」と思っている自分がいたから…。これには自分でも驚いた。
苦手なものを好きになることは簡単なことではない。カメ子にとって、そのきっかけを作ってくれたのは、「初心者がゆっくり走ってフルマラソン完走を目指すなら、週1回のランニングでも大丈夫」という真鍋コーチの指導方針だった。このコンセプトに出会わなければ、重い腰を上げ、最初の一歩を踏み出すことはなかっただろう。そして、真鍋コーチと一緒だったから、私はここまでやってこられた。
コーチ、本当にありがとうございました!!
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