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走り亀 ~ヘタレランナー フルマラソンへの道~

ヘタレランナー、ついに憧れの東京マラソンを走る

第30回 好天と応援に助けられ、出だしは上々【東京マラソン:前編】

 カメ子=日経Gooday

 スタートゲートを通過する直前あたりから、ようやく前後の間隔が空き、集団が小走りになり始めた。カメ子のスタート時間は、9時25分20秒、スタートが9時10分なので、ロスタイムは15分20秒となった。よかった! これで少なくとも前半は関門制限に焦ることなく、余裕を持って走れそうだ。

 真鍋コーチとはスタートブロックが別れてしまったため、スタート後、1km付近で合流した。

 「ロスタイム、思ったより短くてよかったですね! さあ、張り切って行きましょう!」(真鍋コーチ)

 コーチの笑顔を見てホッとしたカメ子、いざ、改めて3人旅のスタートです!

新宿・歌舞伎町の手前で真鍋コーチと合流。長い3人旅が始まった。(撮影:村田わかな)
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靖国通りを埋め尽くすランナーの姿は圧巻!

 合流地点からほど近い、新宿・歌舞伎町の前を走る靖国通りは、ランナーの大群で埋め尽くされていた。噂には聞いていたが、その光景は圧巻の一言! 沿道には途切れることのないたくさんの応援の人、人、人。走っている人も、スタッフの人も、みんな笑顔で、楽しそうだ。コスプレ姿のランナーもたくさんいて、まさにお祭り状態。その異様な盛り上がりと「非日常感」に興奮するカメ子。

 「すごい。まるで東京中の人に応援されているみたい! これは、病み付きになるのも分かります!」(カメ子)

 「いやあ…これは、確かにすごいな」(ドS編集長)

 この大会に参加できたことのありがたさが身に染みる。もう、頑張るしかない。

 東京マラソンのコースは、大会ホームページ掲載のコースマップの通り。まずは商業ビルの立ち並ぶ新宿エリアを抜け、曙橋に向かうゆるやかな坂を下っていく。すると早くも、沿道に応援に駆け付けてくれた家族、友人の姿が。一瞬のことで、「ありがとう~!」と叫んで手を振ることしかできなかったが、これだけの人波の中に親しい人たちの顔を見つけると、うれしくて元気が湧いてくる。

 順調に走りながら、スタートから37分弱となる10時02分に、飯田橋付近の5km関門(5.6km)を通過(関門制限10時30分)。ここまで、膝の痛みはなく、6分30秒/kmくらいのペースで走れている。快調だ。

 最初の給水所でスポーツドリンクを飲み、あまりの暑さに長袖のジャケットを脱いで腰に巻き、下のTシャツにゼッケンを付け替えた。

 「暖かいですね~。こんなに天気が良くて暖かい東京マラソンは初めてじゃないかな?」と真鍋コーチ。脱水に気を付けて、給水ポイントではもれなく水分をとることにする。

 沿道では、ダンスパフォーマンスあり、ブラスバンドの生演奏ありで、とにかく飽きない。首都高速のガード下に差し掛かったときは、「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」が大音量で響きわたり、走っているランナーがリズムに合わせて一斉に「Y.M.C.A.」のパフォーマンスをしながら走る(カメ子も思わず参加)。す、すごいぞ東京マラソン…!

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