初めての皇居ランに感動しつつ、10kmを順調に通過
飯田橋から竹橋を経て内堀通りに入ると、一気に空が広がり、視界が開けた。
皇居だ!
皇居ラン未経験のカメ子は、すっかりおのぼりさん気分。
「うわ、これ、本当に気持ちがいいです!」(カメ子)
9km地点となる二重橋付近には、会社の同僚や上司が待っていてくれた。うれしい。この頃になると右膝に少し違和感が出ていたが、問題なく走れるレベル。大丈夫、今日はきっと行ける。そう自分に言い聞かせながら、応援の声に元気に応える。
そのまま快調にペースを刻み、あっという間に日比谷の10km関門(10.5km)を通過した。関門通過時刻は10時40分32秒(制限時間11時04分)。スタートのロスタイムが長くなった場合に一番心配だったのがこの10km関門だが、まだ、23分の余裕がある。
ここまで、スタートからのタイムはネットタイムで1時間15分12秒。平均ペースは7分10秒/km。うん、問題なし!
大福とアンパンの差し入れ、そして思わぬ応援に感激
この先は、品川まで行って折り返す、往復11kmの道のりが続く。途中に芝公園や東京タワーが見えるとはいえ、あまり変化のない大通りをひたすら真っ直ぐ走るので、少ししんどくなりそうだ。気づけば、朝食から5時間半。スタート前と5km付近でスポーツゼリーを食べたとはいえ、さすがにお腹がすいてきた。最初に給食が出るエイドは17km。まだまだ先だ…。
そんなことを考えながら走っていたら、13kmすぎの三田周辺で、カメ子に救いの手が! 家族が差し入れを持って待っていてくれたのだ(…と言いつつ、自分であらかじめ仕込んでいました・笑)。差し出された大福をほおばると、あっという間に全身に吸収されるような感覚。おいしい!
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