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走り亀 ~ヘタレランナー フルマラソンへの道~

東京マラソン目前、膝が痛い、距離が伸びない

第27回 試走会も不調、ストレスと焦りがMaxに

 カメ子=日経Gooday

緊急トレーニングも不発、焦りと落胆はMaxに

 だが、1週間後の緊急トレーニングも、結局、6km過ぎで痛みが出現。ウォークを挟みながらなんとか7kmまで到達したものの、痛みが増してきたためそこで中止となってしまった。

 実はこの4日前の自主トレでは、久しぶりに痛みなく、7kmを走ることができていた。しかも平均ペース7分11秒/kmという、目標通りの好ペース。少し明るい光がさしてきた! と前向きな気分で臨んだトレーニングだっただけに、落胆は大きかった。

 6kmまでは7分10秒/km前後のペースで、すこぶる快調に走れていたのに…。唯一の好材料といえば、痛みが出るタイミングが少し遅くなったこと。でも、本番はなんといっても42.195kmもある。ハーフマラソンの時はなんとかがんばれたが、さすがにその倍の距離は無理なのでは…。

 そんなことを思いながら、ロッカールームに戻る道のりを、無言でトボトボ歩く。真冬の空の下、スピードを緩めた体はあっという間に冷え、ただただ惨めな気持ちになってくる。こんな状態のカメ子に我慢強く付き合ってくれる真鍋コーチに申し訳ない。今日こそは、少しでも明るい結果で終わりたかったのに。

 ああ、なんかもう、泣きたい…(T-T )

 どうするんだ、東京マラソン。どうなるんだ、この企画…。

 その後2週間の自主トレも、やはり6~7kmしか走れず、完全に行き詰ってしまったカメ子。レース4週間前となった最終ロングランの直前に、再び訪れたスポーツマッサージの治療院で、カメ子はある大きな挑戦をすることになった。

 人生初の、鍼治療。

 痛みに弱く、しかも先端恐怖症のカメ子は、どんなに人が勧めても、鍼だけは絶対にやりたくない!と思っていた。麻酔もせずに、長くて細い針を筋肉に突き刺すなんて、そんなバカな!

 …だが、この期に及んで四の五の言っている場合ではない。

 次回(「どん底脱出を目指し、初めての鍼治療に挑戦!」)は、追い詰められたカメ子が決死の思いで挑戦した鍼治療の模様をご報告します!

 

(写真:村田わかな)

(協力:ダンスキン〔カメ子着用:パッカブルジャケット 1万円、ロングスリーブシャツ 7000円、ショートパンツ 5500円、以上すべて税別〕、大塚製薬)

真鍋未央(まなべ みお)さん
ランニングアドバイザー
真鍋未央(まなべ みお)さん

福岡県出身。高校時代、中・長距離の陸上選手として活躍し、卒業後は資生堂ランニングクラブに所属。同クラブ在籍中にマラソンに転向。ベストタイムは2時間55分27秒(2006年1月29日大阪国際女子マラソン)。現在は、ランニングアドバイザーとして女性向けのセミナー、ランニングイベント「miobiRun」を定期的に開催するほか、TVや雑誌など各種メディアで活躍している。公式ブログはこちら
著書『週1回のランニングでマラソンは完走できる!』(池田書店)
(写真:村田わかな)

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