早速やってみたが、カメの股関節、案の定ガチガチです…。特に真横から後ろにかけての可動域が狭く、パキパキ音を立てて、うまく回らない。重心も安定せず、グラグラ…。
「普段、歩くときに股関節を意識することはほとんどないですよね。でも、ランニングでは、股関節をスムーズに動かすことが、安定したフォーム作りのためにとても重要なんです。股関節からしっかり脚を持ち上げるように意識してやってみてくださいね」と真鍋コーチ。
動きづくり【3】 股関節ほぐし
股関節の動きをさらにスムーズにするために、もう一つの動きづくりを教わった。こちらは、足元に置いてある空き缶をよけるようなイメージで、股関節から脚を引き上げて右から左、左から右へと動かす。その際、足の裏は地面に平行にして、着地はせずに地面の少し上で寸止めを繰り返す。5~10往復したら、脚を代えて同様に繰り返す。
「おへそとお尻は動かさないように固定して、体が頭の上の方に引っ張られているような感覚でバランスを保ちましょう」(真鍋コーチ)

もし、2人いるときは、片方の人が足を出してあげて、もう片方の人がその足を越えるようにして上げ下げすると、よりやりやすくなり、またお互いにトレーニングにもなるという。そこで実際に、真鍋コーチと2人組でやってみた。
着地をせずに、寸止めで、1、2、1、2…。こ、これは…つらい!
「コーチ、これ、完全に筋トレですよね?」
「違います(笑)」
なんだか同じような会話を前回も交わした気がするが、言わずにはいられない。だって、筋肉がプルプルするんだもの!
以上で、股関節の動きづくりは終了だ。つ、疲れた…。またしても、ウォームアップで力尽きそうだ…。
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