これまで実践してきた呼吸法やマッサージだけでなく、エクササイズも腸の動きを高めてくれる。今回は3つの「腸エクササイズ」を紹介しよう。
日常生活で不足している3つの動きは 「縮める」「ねじる」「回す」
腸にとって大切なのは「縮める」「ねじる」「回す」という3つの動きで、腹部を刺激すること。実はどの動きも、日常生活で不足している。
これら3つの動きはマッサージと同じで、外から多方向に腸に刺激を加える。「特にねじる動きを、腸がねじれている人に薦めている」と久里浜医療センター 内視鏡健診センター部長 の水上健さんは語る。
普段から意識して、「縮める」「ねじる」「回す」といった動きを行うようにするだけで、腸の動きが変わるはずだ。
ウエスト「ねじり」エクサ 脇腹を締めてウエストダウンにも
上体を左右へねじりながら、ゆったりと呼吸する。脇腹や背中、肩甲骨と肋間(ろっかん)の周りと、下腹部から胸の周りまでをほぐせる。イスに座り、上半身を左へねじって右手を左脚の外側へ回す。左手は背もたれをつかむ。息を吐きながらじわーっとねじる。
反対も同様に。左右交互に10往復行う。
骨盤「回し」エクサ お腹を回して腰の周りをほぐす
おへそで大きな円を描くように、上体だけを回す。腰の周りが満遍なくほぐれる。頭の位置は変えずに、お腹を伸び縮みさせて回すのがコツ。
右回し、左回しを各10回行う。
