万能のマッサージメソッド「腸はさみマッサージ」。カンタンで、便秘改善効果が高いうえ、リラックス感も得られる。さらに、腸タイプ別マッサージを大公開!

呼吸法は腸全体に揺さぶりをかけて刺激する方法(「何も使わずたった3分、腸が動いて便秘すっきり!」、「「みぞおち」「あばら」をほぐす呼吸で下腹を凹ます! 」 )だが、マッサージは詰まっている部位をピンポイントに刺激できる。だが、自分の体のどこが詰まっているのかはすぐには把握しにくい。そこで、初心者にぴったりな「腸はさみマッサージ」を試してほしい。
お腹をはさんで、中央に寄せるような働きで、「刺激しつつも、さするような動きが入っているので、冷え腸など腸の動きが鈍っている場合のほか、ストレスで動きが鈍った腸にも向く」(コロンハイドロセラピストの齊藤早苗さん)。
また、「一般に腸の曲がり角である2カ所と最終エリアのS状結腸が問題を抱えやすい」と久里浜医療センター内視鏡健診センター部長の水上健さんはいうが、「腸はさみマッサージ」はこれらの部位(下図参照)もきっちり刺激する。
ここに効かせる! 「3つのポイント」
「トラブルを起こしやすいのは、腸の曲がり角にもあたる3カ所」(水上さん)。このポイントを意識しながら、マッサージをしよう。右側と左側にある一番下の肋骨の下付近、おへそから下の下腹部にかけてが場所の目安となる。
「腸はさみマッサージ」 腹部全体をほぐす基本マッサージ
便秘で動きが鈍った腸をほぐすために、「脇腹をさする」「お腹の中心部をもむ」の順序で行う。お腹の中で手の圧がぐぐっと感じられるぐらい、強めに行う。「マッサージは、就寝前と起床直後がいい」(齊藤さん)。トイレで行ってもOKだ!