前回の「1本の糸呼吸法」をマスターしたら、次はお腹ぺったんこ呼吸の二つ目、もっとお腹を絞る「お腹2段絞り呼吸」を。そして、普段の呼吸をもっと深くする応用呼吸もぜひ試してみよう!

前回紹介した「1本の糸呼吸法」より、もっとお腹に効かせるなら、「お腹2段絞り呼吸」を試してみよう。文字通り、お腹を2段階に絞りながら呼吸する方法だ。
コロンハイドロセラピストの齊藤早苗さんは、「お通じを良くするだけでなく、下腹をへこませる効果があるため、よく指導している」と話す。お腹にぐぐぅーっと力が入り、「腸を刺激している」感も大きい。
また、普段の呼吸を深くするなら、次ページ以降の「みぞおち」や「あばら」をほぐす呼吸法を行おう。
「呼吸を深くし、横隔膜をスムーズに上下させるには、胸郭の動きが大きくなることが重要。みぞおちやあばらを押さえながら呼吸をすると、胸郭の動きが良くなる」(理学療法士で文京学院大学保健医療技術学部教授の柿崎藤泰さん)。
実際、柿崎さんが「みぞおち」や「あばら」をほぐす呼吸法を指導したところ、トイレに駆けこむ人もいたという。また、これらの呼吸法をした後は普段の呼吸も楽になったと感じるはずだ。
お腹ぺったんこ基本呼吸 2 : お腹2段絞り呼吸
二つのステップで腸に刺激を与える
息を一度吐ききったら、お腹のへこみをキープしたまま息を吸い、再び息を吐きながらさらにお腹をへこませる。驚くほど、お腹の中に強い刺激がくる! 腸がぐーっとお腹と背中で押さえつけられるような感覚があるのだ。