冷えに悩んでいるなら、薬膳の考え方に基づいた、冷えタイプ別のスープを試してみましょう。体の内側からやさしく温めてくれます。しかも、世界のスープの味だから、楽しみも倍増。手足の先まで巡りの良い、脂肪や水分をためこみにくい体になりましょう!
あなたの冷えタイプは?
日ごろの体調や生活を振り返って、当てはまる項目が一番多いのが、あなたの冷えタイプだ。
「ストレスや不規則な生活などで、30~40代の女性の大半は体が冷えている」と話すのは、薬膳カウンセラーの阪口珠未さん。「冷えて体の巡りが悪くなると、脂肪や水分をためこみやすくなる。結果、太ったり、むくみが出ることも」(阪口さん)。
ただ、「一口に冷えといっても大きく3つのタイプがある。それぞれ、冷えを改善するのに適した食材も異なる」(阪口さん)。まず、上のリストであなたの冷えタイプをチェックしよう。

中でも、冷たいもののとり過ぎなどで温める力が弱っている「温め力不足タイプ」は、「冷えが強くなると、むくんでぽっちゃりする」(阪口さん)、“冷え太り”しやすいタイプだ。このほか、胃腸が弱く、気(エネルギー)や血が不足して冷える「エネルギー不足タイプ」、ストレスや緊張で巡りが悪くなり、熱が行き渡らず冷える「巡らせ力不足タイプ」がある。
そこで、タイプごとのお薦めの食材を使って、世界の味に仕立てた“冷え解消スープ”レシピを阪口さんに教わった。「世界で飲まれているスープには、体を温める食材が多用されている」(阪口さん)。夜に1杯食べれば、翌朝ぽかぽか。続ければ冷え知らずに!
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