「食」から健康寿命延伸と新産業を、新・認証事業が開始
博報堂と国立循環器病研究センター
近藤 寿成=スプール
出典:日経デジタルヘルス 2015年3月25日(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
「病院とは違う取り組みを」と経産省
発表説明会の冒頭には、経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課長の森田弘一氏が挨拶した。森田氏は、日々の生活を管理して健康で過ごすことは医療費や介護費の抑制につながるが、そのような取り組みを「産業としてやっていくことが重要である」と断言。そのためには「病院などとは違う新しい取り組みを考えなければならない」と語った。
ただし、新しいサービスや商品を出すに当たっては、「どのような効果があるのか」という疑問に答える“物差し”が必要とする。今回の認証事業は、「その物差しを作るための、有識者による取り組みだ」(森田氏)と説明した。
森田氏は、今回の認証マークを「“利用者の生活習慣を変えていく、あるいはそれをサポートしていく”という企業側の意思を示すもの」と考えており、「この認証マークのある商品であれば多少割高でも納得できる、と消費者に評価してもらえるような制度に育ててほしい」と要望した。
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