日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > 医療・予防  > GEヘルスケアが乳がん検査向け超音波診断装置を発売  > 2ページ目
印刷

GEヘルスケアが乳がん検査向け超音波診断装置を発売

「マンモの弱点を補う」

 赤坂 麻実=日経デジタルヘルス

出典:日経デジタルヘルス 2014年9月24日(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

乳がん検診も「個別化」が重要

 新製品の発表に先駆けて、同社は乳がん検診に関するセミナーを行った。このイベントには昭和大学医学部教授であり、昭和大学病院ブレストセンター長である中村清吾氏が登壇し「日本人の乳がん」と題して講演を行った。

中村清吾氏

 日本では乳がん検診の受診率が低く、乳がん罹患率は増加傾向にある。日本人の乳がんはエストロゲン(女性ホルモン)ががん細胞の増殖を促すタイプが多い。西洋式の高カロリーな食生活が広がり、アロマターゼ(エストロゲンを作る酵素)が活性化しやすいことが乳がん増加の一因であると中村氏は説明する。また、月経前にはエストロゲンの分泌が活発になるが、初潮年齢が早まり、閉経年齢が遅くなる近年の傾向から、生涯で月経の回数が増えていることも乳がん増加の背景になっているという。

 乳がん検診には、一次検査として一般的なマンモグラフィーのほか、遺伝上乳がんにかかる可能性が高いなど、ハイリスクな受診者向けに、さまざまな方法が確立・研究されている。ガドリウム造影剤を用いて乳がんの広がりを見るMRI検査や、同じく造影剤を使うCT検査、超音波装置を使って組織の硬さを画像に表し“硬い”がん細胞を見つけるエラストグラフィ、超音波装置で血流を確認してがん細胞周辺では血流が速くなることからがんを見つけるフローイメージングなどだ。

 ただし、MRIやCTを使った検査は時間やコストがかかるため、乳がんの疑いがある場合の検査としては有効である一方、一般的な検診に適用するのは現実的ではないという。中村氏は「検診の受診率を全体的に高めることも重要だが、同時に、遺伝的に乳がん発症リスクが高い層にしっかりアプローチするなど、乳がん対策においても個別化が重要になってくる」と述べた。

日経グッデイ春割キャンペーン

RELATED ARTICLES関連する記事

医療・予防カテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 肩の痛みから高血圧まで、「姿勢の崩れ」は様々な不調の原因に

    「姿勢」が、肩こりや腰痛の原因になることを知っている人は多いだろうが、足の痛みや高血圧、誤嚥性肺炎まで、全身の様々な不調・疾患の原因になることをご存じの方は少ないかもしれない。これまでに掲載した人気記事から、姿勢と様々な病気・不調との関係について知っておきたいことをコンパクトにまとめた。

  • あなたも「隠れ心房細動」?! 高齢化で急増する危険な不整脈

    脈の速さやリズムが乱れる「不整脈」。その一種である「心房細動」は、高齢化に伴い患者数が増加しており、潜在患者も含めると100万人を超えると言われている。心房細動の怖いところは、放置すると脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こす可能性があることだ。本記事では、心房細動の症状や早期発見のコツ、治療のポイントなどをコンパクトにまとめた。

  • 変形性膝関節症のつらい痛みを改善する運動とは?

    年を取ると多くの人が感じる「膝の痛み」。その原因で最もよくあるケースが「変形性膝関節症」だ。膝が痛いと外出がおっくうになり、体を動かす機会が減るため、そのまま何もしないとますます足腰が衰えてしまう。だが実は、変形性膝関節症の痛みをとり、関節の動きを改善するために有効なのが、膝への負担を抑えた「運動」なのだ。ここでは、膝の痛みが起きる仕組みから、改善するための運動のやり方までをまとめよう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設 日経Gooday春割キャンペーン

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.