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デング熱発症者の特徴は白血球と血小板の減少

感染地域に行き、高熱が続いて鼻水や咳症状がなければ疑う

 加納 亜子=日経メディカル

出典:日経メディカル 2014年9月12日(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

デング熱の病態を解説する国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志氏。

 国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志氏は9月11日、同センターで開催されたメディアセミナーで講演し、デング熱の病態について解説した。忽那氏は、「デング熱を発症すると、蚊に刺された後に高熱が5~7日間続く。感染が報告されている場所で蚊に刺されており、発熱が続く場合は経過を追う必要がある」と適切な対応を求めている。

 デング熱とは、日本脳炎ウイルスと同じフラビウイルス科に属するデングウイルスにより生じる感染症のこと。ネッタイシマカやヒトスジシマカにより媒介される。病態は、非致死性で熱性疾患のデング熱と、重症型のデング出血熱やデングショック症候群の2つがある。

「高熱に加え、頭痛、目の奥の痛み、ふしぶしの痛み、筋肉の痛みが特徴」

 臨床症状は、蚊に刺された3~7日後に発症し、発熱、頭痛(目の裏が痛い)、関節痛、下痢などの症状が5~7日感続き、熱が下がる頃に皮疹が現れるのが特徴だ。「高熱に加え、頭痛、目の奥の痛み、ふしぶしの痛み、筋肉の痛みがあれば疑われる。逆に、咳、のど痛、鼻水などの症状がある場合はデング熱の可能性は低い」と忽那氏。

 発症者の特徴としては、38~40℃の高熱が5~7日程度続く。発熱の3日目ごろから白血球数と血小板数が低下し、5日目ごろから発疹が生じる。身体のだるさのピークは5~7日目ごろで、解熱後も1~2日間はそのだるさが続く。「皮疹は熱が下がってくるときに表れる。デング熱の皮疹は、全面が赤くなり、中に白い斑点がポツポツとある(white island in red sea)のが特徴だ。風疹のような発疹で終わる人もいる」と言う(忽那氏)。

 セミナーで登壇し、国立国際医療研究センターでの経験症例を解説した同センターの篠原浩氏は、「15例ほどの症例を経験したが、これまでに命に関わるような重篤な合併症は見ていない。外来で診ている患者もいるが、高熱が続いて消耗するか倦怠感が強い、食事や飲水が十分にできないなどを理由に入院するケースが多い」と言う。特に、熱が下がり始める発熱から5~7日後に「全身倦怠感が強く表れ、重症化する可能性がある。経過を追っている際には注意すべき」と説明する。

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