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まつ毛を伸ばし濃くする睫毛貧毛治療薬が登場

自由診療下での提供、1本2万円前後が相場

 小板橋律子=日経メディカル

出典:日経メディカル 2014年10月30日(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

癌化学療法後の患者のQOL向上に貢献か

 グラッシュビスタは、癌化学療法後の睫毛貧毛症も適応としている。

 「化学療法後の患者さんでは、まつ毛がほぼ全て脱毛した状態。そのような患者さんに投与することで、まつ毛の成長を促進し、通常の状態に早く戻すことができる」と今泉氏は説明する。化学療法後の患者では、通常、以前のまつ毛の状態に戻るまで1~1.5年ほど掛かるが、同薬を使用することで、化学療法開始前のまつ毛の状態に戻るのを半年以上早める効果があるという。

 化学療法後の患者を対象とした臨床試験では、投与開始4カ月後には、ビマトプロスト群とプラセボ群に有意な差が生じていた(図2)。

 同薬剤は、癌化学療法後、4週間以上経過してから投与を開始することが望ましいとされる。「それより早く始めると、逆に脱毛を促進しかねない」(今泉氏)ためだ。「ほぼ全てまつ毛が抜けた状態では、付けまつ毛をすることが難しいと聞く。同薬剤により癌患者さんのQOL向上が期待される」と今泉氏。また、化学療法後だからといって発生頻度が高まる副作用は特にないという。

図2◎ 癌化学療法後の睫毛貧毛症における睫毛の変化
36例を対象。ビマトプロスト群18例には1日1回4カ月間塗布した。GEA-Jスケールで1以上改善した患者の割合。
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この記事は、日経メディカルからの転載です

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