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大病院受診時の定額負担「5000円」案が軸に

厚労省・医療保険部会で議論

 江本哲朗=日経ヘルスケア

出典:日経メディカル 2014年10月15日(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 このほか、検討会では高齢者の自己負担のあり方や、医療費適正化計画について議論した。厚労省が示した論点は以下の通り。

◆ 10月15日の医療保険部会で示された主な論点(厚労省資料より)

◎紹介状なしで大病院を受診する場合の患者負担のあり方
・定額負担を求める保険医療機関(大病院)の範囲をどうするか
・初診のみではなく、再診についても対象とするか
・また、定額負担の額(初診・再診)をどうするか
・定額負担を求めない(求める)患者・ケースはどういうものか
・療養の給付に要する費用の額と定額負担との関係をどうするか

◎入院時食事療養費・入院時生活療養費
・入院医療と在宅療養との公平、および若年層と高齢者層との公平を図る観点から、入院時食事療養費・生活療養費を見直すこととしてはどうか
・見直すとした場合、低所得者等、どのような者に対する配慮が必要か

◎後期高齢者の保険料軽減特例について
・低所得者や元被扶養者の保険料特例軽減について、世代間・世代内の公平性の観点から、本則通りに見直すべきではないか

◎高齢者の自己負担について
・高額療養費の自己負担限度額に関して、70~74歳、75歳以上の設定をどうするか(特に高所得者について)
・70歳以上に設けられた高額療養費の外来特例を見直すべきではないか

◎標準報酬月額の上限引き上げについて
・標準報酬月額の等級を4等級追加し、最高等級を「121万円」から「145万円」としてはどうか

◎国民健康保険の保険料(税)の 賦課(課税)限度額について
・賦課限度額超過世帯の割合が1.5%に近づくように、段階的に賦課限度額を引き上げていくこととしてはどうか(現在は2.31%)
・低中所得層の多い市町村においては、相対的に所得の低い世帯の保険料額が賦課限度額に該当することもあることから、引き上げに当たっては、各市町村の意見や対応状況等を踏まえ、引き上げ幅や時期を判断していくこととしてはどうか

◎健康保険・船員保険の保険料率の上下限引き上げについて
・健康保険の保険料率の上限を1000分の120から1000分の130としてはどうか
・保険料率の下限は、昭和23年以来、1000分の30から改正していないが、この点をどう考えるか
・船員保険においても、健康保険の見直しに併せて、上限を見直してはどうか

◎医療費適正化計画の見直しについて
・医療費適正化計画に記載している、特定健診・保健指導実施率、平均在院日数目標などの任意記載事項を、必須記載事項としてはどうか。また、「健康の保持推進に関する目標」と「医療の効率的な提供の推進に関する目標」について、他の指標も導入すべきではないか
・2018年度から開始する第3期計画について、医療計画との整合性を図るため、計画期間を5年から6年に見直してはどうか
・地域医療構想の策定に併せて見直しが可能となるよう、計画期間の前倒しを実施してはどうか
・適正化計画の策定や実施に当たり、医療介護総合確保推進法に基づき新たに法定化された「保険者協議会」を通じて、保険者に協力を要請する仕組みを導入することとしてはどうか

◎個人・保険者に対するインセンティブについて
・ヘルスケアポイントの付与や現金給付等の取り組みを推進するため、どのような方策が考えられるか
・後期高齢者支援金の加算・減算制度をどのように見直すべきか

◎保険者による医療費適正化の取り組みについて
・現在、保険者においてレセプト・健診情報等を活用した「データヘルス計画」の策定が進められている。医療保険各法において、レセプト・健診情報等を活用した保健事業の実施とこれに対する国の支援について、明確に位置づけてはどうか
・糖尿病等の重症化予防、ジェネリックの使用促進、重複・頻回受診者への指導や残薬管理等を含めた訪問指導、歯科検診など、保険者による医療費適正化の取り組みを推進するには、どのような対応が必要か

関連サイト: 第82回社会保障審議会医療保険部会・資料(厚労省ホームページ)

この記事は、日経メディカルからの転載です。

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