日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > 病院で受ける検査事典  > おもながんの検査  > 多発性骨髄腫

おもながんの検査

多発性骨髄腫

たはつせいこつずいしゅ

手順

①血液検査(蛋白分画、Mピーク、免疫電気泳動)

  ▼

②尿検査(異常蛋白の検出)

  ▼

③骨X線単純撮影/CT/MR

  ▼

④骨髄穿刺(病理診断)

 Bリンパ球から分化した形質細胞(大部分は骨髄(こつずい)にある)ががん化し、異常な免疫グロブリンをつくり出すものです。生体が正常な場合は、細菌やウイルスに対し、生体はさまざまな免疫グロブリンをつくって防御していますが、骨髄腫がおこると単一のグロブリン(特定のクローン)しかつくられなくなります。あちこちの骨髄に同時多発的に発生するため、多発性と呼ばれています。

●おもな症状

 骨の痛み(腰や背中)、全身倦怠(けんたい)感、動悸・息切れなどの貧血症状、出血しやすい、免疫力の低下から感染しやすくなるなど。早期ではそれほど症状はないのが普通。進行した場合の特徴として、骨が溶けやすくなるためにちょっとしたことで骨折しやすくなります(病的骨折)。

血清蛋白分画が指標。病的骨折からの発見も

 病的骨折などの症状が出ている場合では、骨の単純X線で「抜き打ち像」と呼ばれる黒く抜けた所見(骨が溶けているため)がみられることがあります。これから骨髄腫が発見されることもあります。

 通常、とくに最近では検診での血液検査で発見されることが多く、血清蛋白分画(参照)でのM蛋白の増加が指標となります。M蛋白は、種類によっては尿中に多量に排泄されるものもあるので、尿検査(参照)も行われます。さらに、免疫電気泳動をはじめとする検査で、異常免疫グロブリンの検出が行われます。

 骨髄に針を刺して、骨髄液(細胞)を採取(骨髄穿刺(せんし))し、病理検査をして確定診断します。

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 熱中症・かくれ脱水を防ぐ「水分補給」「マスク着用」のコツ

    脱水症やその一歩手前の「かくれ脱水」とはどういうもので、なぜ様々な病気につながるのか、脱水症はどんな人がなりやすく、どう予防すればいいのか。夏の今こそ知っておきたい、脱水症の怖さと対策について紹介する。さらに、夏期におけるマスク着用の注意点についても解説する。

  • かかると怖い!「膵炎」「膵がん」

    激痛に襲われる「急性膵炎」や、発見しにくく5年生存率が極めて低い「膵がん」など、膵臓の病気には厄介なものが多い。今回は、膵臓という臓器の役割や、膵臓の代表的な病気である「膵炎」「膵がん」の怖さ、早期発見のコツをまとめていく。

  • 60代以降で急増! 男を悩ませる前立腺の病気

    中高年にさしかかった男性にとって、病気が心配になる臓器の1つが「前立腺」だ。前立腺の病気のツートップ、前立腺肥大症と前立腺がんは、いずれも中高年になると急増する。前立腺肥大症は夜間頻尿などの尿トラブルの原因になり、前立腺がんは、進行が遅くおとなしいがんと思われているが、骨に転移しやすいという特徴があり、怖い一面もある。今回のテーマ別特集では、前立腺の病気の症状から、具体的な治療法までを紹介していこう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.