男性ホルモン
だんせいホルモン
男性:2.5~10.5ng/ml
女性:0.9ng/ml以下
第二次性徴の不全、男性機能低下などをチェック
男性ホルモンのテストステロンは睾丸から分泌されるホルモンで、男性の第二次性徴の発現、生殖機能維持、蛋白同化作用促進などの役割を果たしています。
女性にもわずかに存在し、生後から思春期までは低値で、思春期に成人レベルに達したのち、閉経後には若干、低下する変動を示します。
このホルモンは男性の場合、第二次性徴の不全や、成人での男性機能低下などを調べるとき測定します。
検査値からの対策
テストステロンは日内変動が大きいため、午前中の一定時間の安静にした状態で、複数回検査を繰り返すか、あるいは同じ日に時間をずらして数回測定して、これらの平均値を総合的に判定します。
◆男性:高値→レイディッヒ細胞腫瘍、性早熟症
低値→先天性無精子症、クラインフェルター症候群、停留睾丸
◆女性:高値→男性化卵巣腫瘍、多嚢胞(のうほう)性卵巣症候群、男性化副腎腫瘍、特発性多毛症
低値→間脳下垂体機能低下症、LH単独欠損症
▲医師が使う一般用語:「テストステロン」