日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > 病院で受ける検査事典  > おもな検体検査:ホルモンの検査  > 副甲状腺ホルモン

おもな検体検査:ホルモンの検査

副甲状腺ホルモン

ふくこうじょうせんホルモン

基準値

9~39pg/ml

血中カルシウム濃度が変動しているときにチェック

 副甲状腺は通常、甲状腺の後ろ側の上下左右に4つあり、米粒くらいの大きさをしています。

 副甲状腺ホルモン(PTH)は、甲状腺ホルモンとはまったく異なる働きをしていて、カルシウムとリン、および重炭酸イオンの代謝に関与しています。腎臓に作用して、リンと重炭酸イオンの再吸収を抑制し、カルシウムの再吸収を促進します。そして、ビタミンDを産生して、腸管からのカルシウム吸収を促進します。骨への作用では、骨から血液中へのカルシウム、リン、水酸イオンを動員させます。この結果、血中カルシウムは上昇し、リンは低下して、血液は酸性(アシドーシス)になります。

 PTHは、血中カルシウム濃度が変動している場合に検査します。カルシウムの変動が骨、腎臓、腸管、ビタミンDあるいは副甲状腺に起因するかを鑑別します。これらは互いに代償的に働いて血中カルシウム濃度を一定に保とうとするため、総合的に判定する必要があります。

検査値からの対策

 血中カルシウム濃度が高値(高カルシウム血症)でPTHも高値なら、そのほとんどは原発性副甲状腺機能亢進症が疑われます。さらに、頸部超音波検査(参照)を行って副甲状腺が腫大していれば診断が確定し、病的な副甲状腺の摘出手術などの治療を行います。

 一方、低カルシウム血症でPTHも低値なら副甲状腺機能低下症などを疑い、さらに検査を行って、高リン血症があり、腎機能の低下がない場合は、副甲状腺機能低下症と診断が確定し、活性型ビタミンD3製剤を服用します。

疑われるおもな病気などは

◆高値→原発性副甲状腺機能亢進症、腎不全、ビタミンD欠乏症など

◆低値→ビタミンD中毒症、がんに伴う高カルシウム血症、副甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症

▲医師が使う一般用語:「ピーティーエッチ」「副甲状腺ホルモン」

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • あなたも「隠れ心房細動」?! 高齢化で急増する危険な不整脈

    脈の速さやリズムが乱れる「不整脈」。その一種である「心房細動」は、高齢化に伴い患者数が増加しており、潜在患者も含めると100万人を超えると言われている。心房細動の怖いところは、放置すると脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こす可能性があることだ。本記事では、心房細動の症状や早期発見のコツ、治療のポイントなどをコンパクトにまとめた。

  • 変形性膝関節症のつらい痛みを改善する運動とは?

    年を取ると多くの人が感じる「膝の痛み」。その原因で最もよくあるケースが「変形性膝関節症」だ。膝が痛いと外出がおっくうになり、体を動かす機会が減るため、そのまま何もしないとますます足腰が衰えてしまう。だが実は、変形性膝関節症の痛みをとり、関節の動きを改善するために有効なのが、膝への負担を抑えた「運動」なのだ。ここでは、膝の痛みが起きる仕組みから、改善するための運動のやり方までをまとめよう。

  • 始めよう筋トレ 最低限やりたいエクササイズと食生活のポイント

    筋トレはできるだけ若いうちに始めることに大きなメリットがあるといわれる。それはなぜなのか。また、どんな筋肉をどのように鍛えるのが効果的なのか。高齢になってもしっかりした足腰でいるために今のうちから最低限やっておきたい筋肉エクササイズ、食生活の注意点などを知り、今年こそ「筋トレ習慣」を身に付けよう。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2021 Nikkei Inc. All rights reserved.