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おもな検体検査:血液一般検査

ヘモグロビン

ヘモグロビン

基準値

男性:14~18g/dl

女性:12~16g/dl

ヘモグロビンとは

 血色素ともいう。「ヘム+グロビン」で、ヘムという鉄を含んだ色素とグロビンという蛋白質でできている。赤血球内の大部分はヘモグロビンで、酸素を末梢組織に運搬している。

おもに貧血を調べる検査です。ヘモグロビンの濃度が低下すると、さまざまな貧血がおこります。基準値から大きくずれている場合や、急に低値・高値になった場合には注意が必要です。

貧血で低値に

 ヘモグロビン(血色素(けっしきそ))も赤血球数と同様、おもに貧血を調べる検査です。

 赤血球のおもな役割である酸素の末梢組織への運搬は、このヘモグロビンが行っています。このため、赤血球数が正常であっても、その中にヘモグロビンが十分に含まれていない場合には、酸素運搬能力は低下します。したがって、赤血球数よりヘモグロビンの量を、貧血の指標としている医師も少なくありません。

 例えば、貧血の中で最も多い鉄欠乏性貧血では、赤血球数はさほど低下しませんが、ヘモグロビンの濃度が低下するため、酸素を十分に運搬できずに、さまざまな貧血の症状が出現することになります。

輸血、献血の指標

 輸血を行う指標は、赤血球数よりもヘモグロビン濃度が用いられており、男女とも10g/dl以下になると医師は輸血を考えます。1単位(200ml)の輸血で、ヘモグロビンは0.6~0.8g/dl程度、補正されます。

 献血するときに、その血液が輸血に適当な血液かどうかを調べる検査に、血液比重検査があります。これは、ヘモグロビンの簡易検査とも考えられる検査で、比重が1.052以上ないと200mlの献血はできません。

女性は男性に比べて低値

 測定のしかたは、赤血球数と同じです。女性は、男性に比べて低値になります。

 男性で12g/dl、女性で11g/dlより低値のとき、貧血と診断します。反対に、男女とも18g/dl以上のときは多血症と診断します。

 検査当日の飲食は普通でかまいません。

臨床的に重要な急性大量出血による貧血

 赤血球数と同様、基準値からの多少の高低がふだんからわかっている場合は問題ありませんが、大きくずれている場合、あるいは急に低値・高値となった場合には、注意が必要です。

 貧血の場合は、その原因を検索します。

 また、臨床的に重要なのは急性の大量出血で、出血後3~6時間の間は代償的に血管が収縮して〈貧血〉は著しくありませんが、48~72時間後には血管外液が血管内に流入し、出血以上に〈貧血〉が著しくなります。そのため、いつごろ出血したのかを正確に医師に伝えてください。

疑われるおもな病気などは

◆高値→多血症、脱水など

◆低値→各種貧血(鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球(きょせきがきゅう)性貧血、再生不良性貧血など)、白血病、妊娠など

▲医師が使う一般用語:「ハーベー」=hemoglobin(血色素)の略Hbのドイツ語読み。その他「けっしきそ」

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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