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おもな検体検査:血液一般検査

赤血球数

せっけっきゅうすう

基準値

男性:400~550万/μl

女性:350~500万/μl

赤血球とは

 血液の主要成分のひとつで、赤血球に含まれるヘモグロビン(次項 →参照)によって酸素を全身に運び、また不要になった二酸化炭素を運び出す働きなどをしている。

■血液成分と働き
おもに貧血や全身状態を調べる検査です。急な貧血や著しい貧血の場合は、重い病気の可能性があります。

貧血で低値、多血症で高値に

 赤血球数の検査は、貧血あるいは多血症(赤血球増加症)の疑いがあるときに行います。貧血は赤血球数が少なくなった状態で、多血症は反対に多くなった状態です。赤血球数が変化するケースとしては、そのほとんどが貧血で、多血症は稀です。

 また、赤血球数は全身状態を把握するうえでも有効な検査のため、血液一般検査の基本項目のひとつとして、まずは必ず調べる検査になっています。

女性は男性に比べて低値

 赤血球数は、現在では自動血球計数器によって測定されます。採血後、抗凝固剤(EDTA塩)を加え、凝固を阻止してから単位容積(μl=mm3)あたりの赤血球数を算定します。

 女性は、男性と比較すると低値で、男性が490±60万/μlであるのに対して、女性は420±60万/μlと10~15%ほど低値です。とくに、思春期~成年期で生理がある時期は、この差が大きくなります。

 赤血球数が、男性で400万/μl、女性で350万/μlより低値のとき、貧血と診断します。逆に、男性で650万/μl、女性で600万/μlより高値のとき、多血症と診断します。

 検査当日の飲食は、普通でかまいません。

急に低値・高値になったら要注意

 基準値からの多少の高低が、ふだんからわかっている場合は、とくに問題ありませんが、大きくずれている場合、あるいは急に低値・高値となった場合には注意が必要です。急の貧血は、白血病や再生不良性貧血などの重篤な病気が原因であることがあるためです。

 基準値以下、あるいは以上になった場合は、さらにくわしく検査をします。

 基準値付近の低値の場合はMCVやMCHC(参照)により、貧血の原因を推測します。そして、MCVが小さいときは血清鉄(参照)や総鉄結合能、さらにはフェリチンを、MCVが大きいときはビタミンB12や葉酸(参照)を測定し、原因にあった治療を行います。

 また、著しい貧血の場合は、白血病などの悪性の病気であることが多いため、後述する白血球数(→参照)、血小板数(→参照)、白血球分類(→参照)などの検査を行います。

疑われるおもな病気などは

◆高値→多血症、脱水など

◆低値→各種貧血(鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球(きょせきがきゅう)性貧血、再生不良性貧血など)、白血病、妊娠など

▲医師が使う一般用語:「ローテ」=ドイツ語で「赤い」の意味。あるいは「アールビーシー」=red blood cell(赤血球)の略RBCから

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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