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画像などによるおもな生体検査:骨・筋肉の検査

骨塩定量検査

こつえんていりょうけんさ

骨の密度を測るための検査です。腕・腰椎・股関節をスキャンアームでスキャンし、検査時間は15~20分です。検査前後の注意事項はとくにありません。

骨粗鬆症の診断に行う検査

 40歳を過ぎるころより、腰の痛みや膝の痛みなどを感じることが多くなってきます。原因はさまざま考えられますが、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)もそのひとつです。

 骨は、たえず古い骨が吸収され(骨吸収という)、新しい骨がつくられています(骨形成という)。年齢が高くなると、骨形成以上に骨吸収が多くなり、骨密度(骨量)が粗くなります。この変化が異常に強くなった状態、いわゆる骨がスカスカになった状態を骨粗鬆症といい、ちょっとしたことで骨折しやすくなります。

 この骨の密度を計る検査が骨塩定量検査で、骨粗鬆症の診断に用いられます。

骨粗鬆症では骨塩量が減少

 骨の強度や硬性は、コラーゲン線維とそこに含まれるミネラル(おもにカルシウム)の量と構造によって維持されています。骨粗鬆症がおこると、骨吸収が盛んになって骨のカルシウム分が少なくなり、骨密度が減少してきます。測定すると、骨塩量が少なくなっていることがわかります。

とくに閉経後の女性に多い骨粗鬆症

 骨粗鬆症は女性、とくに閉経後に多く発症します。閉経によってエストロゲンという女性ホルモン(参照)が減少し、骨の代謝回転が亢進しますが、骨吸収が骨形成より亢進して骨密度が低下し、骨粗鬆症になりやすくなります。

 その他、カルシウムの摂取不足、運動不足、喫煙なども骨粗鬆症の要因になります。

副甲状腺機能亢進症などでも骨塩量を測定

 血液中のカルシウムやリンの濃度が低下すると、骨からカルシウムやリンが遊出し、骨密度は低下します。

 副甲状腺ホルモンは、カルシウムやリンの調節を行っているため、骨の変化をきたす副甲状腺機能亢進症でも骨塩量を測定します。

 また、卵巣摘出後の経過や甲状腺機能亢進症などでも検査します。

腕、腰、大腿の3カ所を検査

 検査着に着替えて、橈(どう)骨、腰椎、大腿骨頭の3カ所を撮影して解析します。

 まず、座位で左前腕を検査台の上に置き、橈骨を検査します。X線骨密度測定装置のスキャンアームがピンポイントのX線を出しながら移動して、手首から肘関節にかけて15㎝くらいを4~5分でスキャンします。

 次に、検査台にあお向けになり、第2~4腰椎を4~5分でスキャンします。最後に、左足をやや内側に曲げたあお向けの体位で、股関節をスキャンします。

 すべての検査は、15~20分で終了し、データが解析されます。

 検査当日の飲食は普通にとってかまいません。検査前後の注意もとくにありません。

疑われるおもな病気の追加検査は

◆骨粗鬆症→MRなど

◆副甲状腺機能亢進症→血液検査、頸部超音波、頸部CTなど

▲医師が使う一般用語:「こつえんていりょう」=骨塩定量から。その他、「こつみつど」=骨密度

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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