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画像などによるおもな生体検査:頸部の検査

頸部CT検査

けいぶCTけんさ

頸部の異常を調べる検査で、撮影時は息を20~30秒間止める必要があります。検査時、首周りの金属や義歯は外します。検査後は水分は多めにとります。

甲状腺腫瘍の診断に有用

 頸(けい)(首)にしこりができると、目でみたり手で触れると、その存在がわかります。それが何であるかを区別するために、頸部CT(コンピュータ断層撮影)検査が行われ、甲状腺腫瘍の診断に有用です。

 頸部のリンパ節腫大や耳下腺、顎下(がくか)腺の腫脹があるときにも、この検査が行われます。

 CTは、X線照射による変化をコンピュータで解析し、頸部の断層写真として画像に表すもので、造影剤を使わない〈単純撮影〉と使う〈造影撮影〉があり、後者ではより明らかに判定できます。

甲状腺がんでは低吸収像

 甲状腺は、CTでは気管を取り巻くかたまり(結節状)として写りますが、がんができると明るさが少ない(低吸収域)円形の腫瘍像として写ります。

 甲状腺が腫脹しているだけの場合は、明るく均一な甲状腺が大きく写るだけで、がんと区別することができます。

喉頭がんの診断にも行われる

 嚥下(えんげ)障害や喉頭(こうとう)の違和感、声がれなどの症状があり、喉頭がんが疑われるときにも、この検査を行います。

 最近では、喉に刺さった魚の骨の部位確認のためにも行われており、骨は白くはっきりと写ります。

検査は15分くらいで終了

 〈単純撮影〉と〈造影撮影〉の両方を行うのが一般的です。検査着には着替えませんが、頸の金属や義歯は外します。

 検査台にあお向けになり、頭が動かないようにバンドで固定します。ガントリーと呼ばれる丸いドーム状の中へ頸が入るまで検査台が移動します。

 まず、位置を決めるための撮影をし、次に20~30秒間息を止め、造影剤(ヨード剤)を使わずに〈単純撮影〉をします。次に、80~100mlの造影剤を注射して、同じように20~30秒間息を止めながら撮影します。

 造影剤の注射で、体が熱く感じることがありますが、すぐに落ち着きます。検査は15分くらいで終了します。

アレルギーのある人や妊娠中の人などは事前に申し出を

 前日の夕食は普通ですが、当日の朝は絶食です。糖尿病薬以外の常用薬は飲んでもかまいません。

 検査後の安静は不要で、食事もとってかまいません。水分は多めにとって、造影剤を尿から出すように心がけます。

 ヨード剤にアレルギーのある人や妊娠中あるいはその可能性のある人は〈造影撮影〉は行いません。医師にその旨を告げてください。

 喘息(ぜんそく)やそばアレルギーのある人、腎(じん)機能の悪い人は、〈造影撮影〉には注意が必要です。事前に申し出てください(参照)。

疑われるおもな病気の追加検査は

◆甲状腺がん→MR、生検、PET-CT、シンチグラフィなど

◆喉頭がん→喉頭ファイバー、PET-CTなど

▲医師が使う一般用語:「頸部シーティー」=computer tomography(コンピュータ断層撮影)の略CTから

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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