日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

日経 Gooday

ホーム  > 病院で受ける検査事典  > 画像などによるおもな生体検査:消化器系の検査  > 腹部超音波検査

画像などによるおもな生体検査:消化器系の検査

腹部超音波検査

ふくぶちょうおんぱけんさ

超音波を使い、肝・胆・膵・腎・腸の異常を調べる検査です。検査着に着替えないので、腹部の出しやすい服装で受けてください。

胆石の診断、早期肝臓がんの発見に有用な検査

 人の耳には聞こえない高周波の音波を使い、その反射(反響)を画像化して 診断する検査です。肝・胆(たん)・膵(すい)・腎(じん)・脾(ひ)の診断や腹水の診断に重要で、なかでも胆石、早期肝臓がんの発見に有用です。しかし、胃や腸のような管状の臓器の診断には、この検査は適しません。

 胆石は、腹痛など何らの症状を認めずに、検診などで初めて指摘される場合も多く、また、胆石保有者の約10%は生涯、無症状で経過するといわれています。胆石があっても腹痛や黄疸(おうだん)などの症状が出なければ問題ないわけで、胆石に胆嚢(たんのう)がんを合併する確率は10%以下です。

 C型肝炎ウイルスが原因となっている慢性肝炎は、肝硬変・肝臓がんに移行する確率が高いので、定期的な検査で早期の変化をとらえるために、この検査が繁用されています。

胆石は白い像として写る

 結石は、音波を強く反射します。胆嚢内は、液体があるため黒く写し出され、その中に石があると白い像(高エコー像)に写ります。また、音波は石に反射されるため、石の後方(下側)にエコーが伝わらない像(音響陰影)がみられます。ポリープも白い像になりますが、音響陰影は認めないため、両者を区別できます。肝臓がんは、肝臓内に腫瘍状の薄い白い像(低エコー像)を示します。

人体にまったく影響はない

 腹部を十分に広く出すため、ズボンやスカートは腰の骨位まで下げます。検査台にあお向けに寝て、両手を頭のほうにあげて、手枕をした姿勢をとります。

 最初に、皮膚と音波を出す探触子(たんしょくし)(プローブ)との間に空気が入らないように、腹部にゼリーを塗ります。少し冷たい感じがします。プローブを腹部に当て、音波の反射像を画面に出して検査を進めます。

 ほとんどはあお向けで行いますが、横向きや坐位になっても検査をします。15~20分で終了、人体にはまったく影響がなく、苦痛もありません。

腹部を出しやすい服装で

 前日の夕食は普通ですが、当日の朝食は禁止です。糖尿病薬以外の常用薬は飲んでもかまいません。検査着に着替えずに行うため、ワンピースなどは避け、腹部の出やすい服装にしてください。検査終了後の安静はいりません。

■胆石
胆嚢の下部に胆石が白く写っている。その下に伸びている黒い帯が音響陰影。
疑われるおもな病気の追加検査は

◆胆石→腹部CT、胆嚢胆管造影など

◆肝硬変→腹部CTなど

◆肝臓がん→腹部CT、腫瘍マーカー(AFP、PIVKA-Ⅱ)、MR、PET-CT、腹部血管造影など

◆膵臓がん→腹部CT、腫瘍マーカー(CEA、 CA19-9)、MR、PET-CT、逆行性膵(胆)管造影、腹部血管造影など

▲医師が使う一般用語:「ちょうおんぱ」「ユーエス」「エコー」=「ユーエス」はultra sonography(超音波)の略USから。「エコー」は「反射波」のこと

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 筋肉を衰えさせない「たんぱく質」の正しい摂取法

    最近、筋肉の大切さが指摘される中で、「たんぱく質をしっかりとるべき」という意識が定着しつつある。だが、たんぱく質は、誤解されていること、そして知っているようで知らないことが多くある。いくらとってもいいのか、肉と大豆ではどっちがいいのかなど、即答できない人も多いだろう。本特集では、たんぱく質の基礎から、正しい摂取法、そして身近な食品に含まれるたんぱく質の量までを一挙に紹介する。

  • あなたの腎臓、大丈夫? 急増する慢性腎臓病を防ぐ

    普段あまり意識することの少ない「腎臓」。だが近年、人口の高齢化に伴い、慢性腎臓病から人工透析へと至る患者が急増している。腎臓は、ひとたびその機能が失われると、坂道を転がり落ちるように悪化していく。そうなる前に腎臓の異常を察知し、腎機能の悪化を食い止めるにはどうすればいいのか。重要ポイントをまとめた。

  • もの忘れと将来の認知症の関係は?

    「名前が出てこない」「自分が何をしようとしたのか忘れる」…。“もの忘れ”は、ミドル以上なら誰にでも経験があるもの。本特集では、もの忘れの原因は何なのか、将来の認知症につながるのかなどについて紹介する。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2018 Nikkei Inc. All rights reserved.