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画像などによるおもな生体検査:循環器系の検査

心電図検査

しんでんずけんさ

心臓に異常がないかを調べる検査です。電極をつけて行いますが、電流が流れるわけではないので、心配はいりません。検査直前の運動は控えてください。

不整脈、急性心筋梗塞の診断に重要な検査

 胸痛や動悸、めまいなど、心臓にかかわる訴えや高血圧があるときには、心臓に異常がないかを考えて心電図検査を行います。

 心電図は、心臓の筋肉(心筋)が収縮するときに生じる電位変化を体表面から記録したもので、心収縮のリズムや心筋の肥大、あるいは虚血(きょけつ)(心筋に酸素が十分供給されない状態)や電解質の異常が検出可能です。病名でいえば不整脈や狭心症・急性心筋梗塞(こうそく)、心筋症、心肥大、先天性心疾患などです。

Q波とST波の異常が重要な急性心筋梗塞

 急性心筋梗塞は命にかかわる病気の代表で、心電図検査が重要かつ有用な診断指標になります。この場合は、のように急性期のST変化(心筋の虚血を意味する)と、急性心筋梗塞に特徴的な異常Q波が重要な所見です。

 ただし、急性心筋梗塞の10~20%は心電図だけでは診断をくだすことはできず、血液中の各種酵素や微量物質の検査から診断されます。

ドキドキするのは不整脈

 心筋の興奮は、心房にある洞房(どうぼう)結節で始まり、この興奮刺激が伝わる経路も決まっています。

 不整脈は、この興奮刺激の発生異常と刺激伝達異常によっておこります。期外収縮は、興奮刺激が洞房結節以外の心臓のいろいろな部位で散発的に発生するため、本来のリズムで心臓が収縮できない状態です。一方、房室ブロックなどは伝達系の異常のための不整脈です。

 これらは胸がドキドキし、心臓の聴診や脈拍の触診でも認識することができますが、正確な診断は心電図によらなければなりません。

9つの電極を接着、体に電流は流れない

 貴金属類は外し、上半身裸になって、靴下も脱いで検査台にあお向けに寝ます。両手首と左足首、それに胸部6カ所に計9つの電極を接着し、心臓を流れる電流を多方面からキャッチして、心臓のどの部分に異常があるかを調べます。

 電極には電流が流れるわけではないので、心配はいりません。また痛みもありません。検査時間は5分程度です。検査当日の飲食は、普通にとってかまいません。検査直前の激しい運動は控えてください。

■図 急性心筋梗塞の心電図変化
疑われるおもな病気の追加検査は

◆急性心筋梗塞→血液検査、心臓超音波、冠動脈CT、冠動脈造影、心筋シンチグラフィなど

◆狭心症→心臓超音波、ホルター心電図、冠動脈CT、冠動脈造影、心筋シンチグラフィなど

◆電解質異常→血液検査(とくに電解質)、検尿など

▲医師が使う一般用語:「エーカーゲー」=ドイツ語のelektrokardiogramの略EKGのドイツ語読み。その他、英語のelectrocardiogramの略ECGから「イーシージー」

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

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