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画像などによるおもな生体検査:脳神経系の検査

頭部CT検査

とうぶCTけんさ

脳内をコンピュータで調べる検査です。狭い空間に入るので、気持ちを落ち着けて受けましょう。検査当日の朝は絶食、検査後の安静は不要です。

脳の腫瘍、出血、梗塞の診断に重要な検査

 CT(コンピュータ断層撮影)は、人体を通過したX線を検出器を用いて検出し、それをコンピュータで処理して断層画像をつくり、体内の様子を調べる検査で、頭部では脳に生じた病変(腫瘍、出血、梗塞(こうそく))の診断に有用です。

 CTには、造影剤を使わないで撮影する〈単純撮影〉と、使って撮影する〈造影撮影〉があり、造影剤を血管内に投与することで、脳の腫瘍や梗塞部位の周辺には、不規則なリング状の増強効果が認められるようになります。

腫瘍、出血、梗塞は白く写る

 脳に腫瘍があると白く写ります。写真Aは〈単純撮影〉で、左前頭葉に結節性の腫瘍が、造影後の写真Bにはその周辺にリング状の増強効果が認められます。

 クモ膜下出血では、発症直後より数日間は、〈単純撮影〉で破裂部の近くのクモ膜下腔に、出血による白い像が写ります。この部位から逆にクモ膜下出血の原因になる破裂動脈瘤(りゅう)の部位を推定できます。

X線の被爆量は問題ない

 〈単純撮影〉と〈造影撮影〉の両方を行うのが一般的です。

 検査着に着替え、検査台にあお向けに寝ます。ガントリーと呼ばれる丸いドーム状の中へ体をスライド移動し、頭部にX線が照射されます。

 最初に〈単純撮影〉を行い、次に造影剤(ヨード剤)を2分くらいかけて点滴静注し、〈造影撮影〉をします。検査時間は30分前後ですが、同じ姿勢をじっと保たなければならず、多少苦痛です。

 CT検査でのX線の被爆量は問題なく、月に2~3回の繰り返し検査も可能です。

アレルギーのある人や妊娠中の人などは事前に申し出を

 前日の夕食は普通ですが、当日の朝は絶食です。糖尿病薬以外の常用薬は飲んでもかまいません。検査後の安静は不要、食事もとってかまいません。水分は多めにとってください。ヨード剤が尿から出ます。

 ヨード剤にアレルギーのある人や妊娠中あるいはその可能性のある人は〈造影撮影〉は行いません。医師にその旨を告げてください。喘息(ぜんそく)やそばアレルギーのある人、腎(じん)機能の悪い人は、〈造影撮影〉には注意が必要です。事前に申し出てください。(参照

■脳腫瘍
Aは単純撮影。写真に向かって右上の左前頭葉に結節性の腫瘍が白く浮かんでいる。Bは造影後の写真。周辺にリング状の増強効果が認められる。
疑われるおもな病気の追加検査は

◆脳腫瘍→MR、PET-CT、頭部血管造影、眼底検査など

◆クモ膜下出血→MR、頭部血管造影など

◆脳出血、脳梗塞→MR

▲医師が使う一般用語:「シーティー」=computer tomography(コンピュータ断層撮影) の略CTから

◎著作権 日経Gooday(グッデイ)の「病院で受ける検査事典」検索サービスは、「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」(発行:法研)をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

◎日経Gooday(グッデイ)の免責事項必ずお読みください

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