「片足立ち」は、老化のサインに気づく指標で、毎日続ければ老化の改善にもつながる一石二鳥の運動です。歯磨きのときなどに、“ながら”で実践してもOK!
より筋肉に効かせてバランス力を高めるためにお薦めなのが、「ひざを直角に曲げる」片足立ちです。毎日続けて1分を目指しましょう。さらにバランス力を高めるには、片足立ちにジャンプを組み合わせると効果的です。
老化を防ぐ「片足立ち」のやり方とは
朝夕の歯みがきのとき、テレビを見ながらなど、“ながら”でできるから習慣づけやすい「片足立ち」。最初は楽でも、時間が経つにつれ太ももやふくらはぎがパンパンになってくる。

「足を上げた状態のときに、力が加わる筋肉に意識を向けると、より効果が高まる。バランスを絶えずとろうとすることで、足裏で地面をとらえる感覚が高まり、脳が全身に命令を伝える神経ネットワークも刺激され、気力や集中力も高められると期待している」と伊賀瀬さん。年齢とともに筋肉量は低下するから、1分できる人も継続しよう。
ふらつく人は、「壁のそばで行い、指1本で支えるだけでもやりやすくなる」(伊賀瀬さん)。1分キープできない人は、座っているときに太ももを上げ下げする運動を。片足立ちを支える筋肉を鍛えることができる。