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中野ジェームズ修一のカラダお悩み解消講座

デキる経営者がジムでやっている過酷なトレーニングとは?

第19回 自分を限界まで追い込む運動を好む傾向がある

 中野ジェームズ修一

「達成感」こそが経営者を駆り立てる

 「成功したベンチャー経営者がHIITでバーピージャンプをやっている」と聞くと、トレーニング法に詳しい人は、「あんなにキツいのをよくやるな」と感心するかもしれません。

 実際、ジムで若いトレーナーに檄(げき)を飛ばされながら必死に自分を追い込む経営者の方の姿を見ると、私も感心します。

 なぜそこまで、気力・体力の限界まで自分を追い込むトレーニングを行うのかというと、それによって「達成感」が得られるからではないかと思います。

 トレーニングでは、続ければ確実に達成感が得られます。それまで4セットしかできなかったものが、今週は5セットまでできた。ベンチプレスで何キロまで挙げられるようになった。そんな達成感が、ストイックにトレーニングを行うモチベーションになっているのです。

 これは、例えばベンチャー経営者が、自分で会社を大きくすることで得られる達成感に似ているのかもしれません。

運動によって得られる達成感が「自信」を生む

 コンディションを整えるために運動するのであれば、何もデキる経営者のまねをして自分を限界まで追い込むトレーニングを行う必要はありません。少しキツいと感じる程度の運動を、週に2~3回くらい行うことが、体調管理につながるでしょう。

 そして、やはり運動することによって「達成感」を得られることが、心身のコンディションに与える影響は大きいのではないかと思います。

 例えばランニングでは、それまで10kmしか走ったことがなかった人が、地道に続けたことで、20km、30kmと走れるようになり、ついには大会でフルマラソンを完走するようになると、とてつもない達成感が得られます。

 私自身もウルトラマラソン(100㎞)を初めて完走したときに、自分を誇らしく思い、大きな達成感を得ました。

トレーニングによって筋肉が増えたり、腹筋が割れた、というのも同様です。そうやって達成感を得た方は、皆さん自信がつき、堂々とした姿勢や態度に変わります。

 そのような運動を続けると、ただコンディションを整えるだけでなく、メンタル面も充実し、仕事でも良い影響が出てくるはずです。ビジネスパーソンの皆さん、ぜひ体を動かしましょう!

(まとめ:長島恭子=フリーライター)

中野ジェームズ修一さん著

『疲れない体大全』

老若男女、すべての人が日常生活で実践できる「疲れない体づくり」本の決定版。

フィジカルトレーナーである著者が、最新医学の見地をもとに徹底解説!

発 行: SBクリエイティブ

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん スポーツモチベーションCLUB100技術責任者/PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。元卓球選手の福原愛さんやバドミントンのフジカキペア、プロランナーの神野大地選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。東京・神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB 100」の技術責任者を務める。『世界一伸びるストレッチ』『世界一効く体幹トレーニング』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

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