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中野ジェームズ修一のカラダお悩み解消講座

太ったら疲れやすくなった… 「減量」よりやるべきこととは?

第18回 筋肉量の減少、心肺機能の低下など、重要な問題はほかにある

 中野ジェームズ修一

カラダについてのお悩み、ありませんか? 体調がいまいちよくない、運動で病気を予防したい、スポーツのパフォーマンスを上げたい…。そんなお悩みを、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんが解決します! 今回は、体重が増えたら体がズッシリと重く感じられるようになり、疲れやすくなったというお悩みです。

体重が増えると、疲れやすくなると感じる人は多い(写真はイメージ=123RF)

今月のお悩み 2kg太ったら体が重く、疲れやすくなった

 50代、女性です。

 最近、体重が2kg増えました。そのせいだと思うのですが、体がズッシリと重く、疲れやすくなりました。

 2kgくらいなら、若ければダイエットをしてすぐに体重を戻せたかもしれませんが、年齢のせいかなかなか戻りません。

 若い頃は、仕事が忙しくて疲れているときは、エナジードリンクを飲んで気合いを入れて乗り切ってきました。でも今は、それもあまり効かないような気がします。

 仕事は家でのテレワークが多くなり、通勤がない分、体を休められると思うのですが、それでもなかなか疲労が抜けません。どうしたらいいでしょうか。

体重が増えても筋肉量が減っている可能性がある

 体重が増えたら疲れを感じやすくなった、という人は多いようです。

 その場合、特に女性は「ダイエットして体重を減らさなければ」と思いがちですが、実際にはやせても問題が解決しないケースが少なくありません。

 体重が2kg増えたとのことですが、テレワークが多いということを考えると、体を動かさなくなったことで筋肉量が減っている可能性が考えられます。つまり、体重が2kg増えたとして、もし筋肉量が2kg減っていれば、脂肪は4kg近く増えている可能性もあります。

 私のパーソナルトレーニングジムにも、テレワークが続いて体重が増えたという方が複数います。体組成計で測定してみると、確かに体重が増えているのに筋肉量が減っている場合が多いのです。

 通勤がなくなって体を動かす機会が減り、定期的に運動もしていないとなると、筋肉量は減っていきます。それなのに体重が増えたとなれば、少なくなった筋肉で体を支えなければならず、体がズッシリと重く感じられるようになります。それが、疲れやすさにつながっているのでしょう。

 この状態でダイエットをして体重を減らしても、筋肉量が増えない限り、体が重く感じられるのは解消されません。筋トレなどをせずに食事の量を減らしてダイエットをすると、筋肉量がさらに減ってしまうことがあり、そうなると体はさらに重く感じられるかもしれません。

 つまり、運動不足の状態で体重が増えて疲れやすくなったのは、余計な脂肪がついたということよりも、筋肉量が減ったことのほうが問題である可能性が高いのです。ですから、ダイエットよりも筋トレが必要になってくるというわけです。

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