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中野ジェームズ修一のカラダお悩み解消講座

自分の体は柔らかくならないと思っている人にトレーナーがする話

第5回 ストレッチのメリットを十分に理解すれば続けられる

 中野ジェームズ修一

効果に半信半疑だとストレッチは続かない

 ストレッチを始める人のなかには、「続けていれば、本当に体が柔らかくなるの?」と、半信半疑になってしまう方が多いように感じます。

 最初にお伝えしたいのは、柔軟性をアップするには、最低でも2~3カ月、毎日コツコツ、ストレッチを続ける必要があるということです。ダイエットや英会話と一緒で、数日ストレッチを頑張ったからといって、すぐには柔らかくならないのです。

 しかし、2~3カ月という期間は、人によってはとても長く感じます。ですから、半信半疑のまま取り組むと、不安になったり、自信をなくしたりして、途中であきらめてしまう人が多いのです。

 ですから、私はクライアントで「ストレッチを続ける自信がない」という人には、ストレッチの健康効果や、体を柔らかくすることのメリットをとことんお話しします。

 「とりあえずストレッチを始めてみた」という相談者さんの選択は、大正解です。筋トレや有酸素運動ももちろん大切ですが、ストレッチを続けていけば、年齢は関係なく、誰でも必ず柔らかくなりますし、今よりも健康になります

 今回は、その根拠をしっかりお話ししましょう。読み終わる頃には、必ず、「ストレッチを続けよう」と思ってもらえるはずです。

体が硬い人ほど血管も硬い

 まず、ストレッチをやらずに、筋肉の柔軟性が低下したままでいると、筋肉にどんな現象が起きるかを解説します。

 柔軟性が低い人の筋肉は、短く、緊張しています。筋肉が緊張した状態でいると、リラックスしているときよりも余計にエネルギーを使うため、疲れやすくなります。また、血液の循環も悪くなり、酸素や栄養素が欠乏し、老廃物がたまりやすくなり、痛みを感じやすくなります

 体に痛みを感じると、緊張がさらに強くなるので、疲れや痛みもさらに感じやすくなります。こうして、痛みと緊張のスパイラルから抜け出せなくなると、体を動かすことが苦痛となり、身体活動量も減っていきます。その結果、ますます筋肉の柔軟性が低下してしまうのです。

 また、最近よく言われているのは、筋肉の柔軟性と病気との関係です。

 柔軟性が高い人は、血管も柔らかく、動脈硬化のリスクも低いといえます。逆に柔軟性の低い人は血管も硬く、血圧も上がりやすいのです

中高年では体の柔軟性が高いほど血管も柔らかい
成人526人を対象に血管の硬さと体の柔らかさを調べたところ、若年者では相関関係は見られなかったが、中年以降では体が硬いほど血管も硬いという結果に。(Am J Physiol Heart Circ Physiol. 2009; 297: 1314-1318.)
[画像のクリックで拡大表示]

 ですから、「最近、体のあちこちに痛みを感じるようになった」「血圧が上がりやすい」という方は、実は筋肉の柔軟性が低下しているのかもしれません。

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