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中野ジェームズ修一のカラダお悩み解消講座

テレワークはスポーツだ! トレーナーが説く準備運動の効果

第15回 みんなで行えばメンタル面のケアも一石二鳥!

 中野ジェームズ修一

テレワークだからこそ「オンラインで一斉に準備運動」

 テレワークや自宅勤務が急増したことにより、ビジネスパーソンの体力低下だけでなく、メンタル面での不安が問題になっています。

 この問題への対策として、私が所属するスポーツモチベーションは、この春から、IT企業のウェルネス経営の取り組みをスタートしました。現在、hacomonoさんの従業員のコンディショニングを担当しています。

 hacomonoさんは、コロナ禍でほぼ100%テレワークへ移行したことで、従業員のみなさんは外出する機会が激減し、運動不足になっていました。そこで、朝20分程度のオンライングループトレーニング・ストレッチをスタート。毎週火曜~金曜は、始業前に従業員全員がパソコンの前に集まり、オンラインでつながったトレーナーと一緒に体を動かします。これがまさに、仕事前のウォーミングアップです。

株式会社hacomonoでは、1日のスタートに従業員で一斉にオンライントレーニングを行う。
株式会社hacomonoでは、1日のスタートに従業員で一斉にオンライントレーニングを行う。

 通常のテレワークでは、朝起きて、朝食をとり、準備もそこそこにズルズルと仕事を始めがちですが、就業前に運動することで、頭も体もスッキリした状態で仕事に取り組めるようになったとのことです。

 また、従業員が何かを一緒にやる機会も失われていましたが、朝のオンライントレーニングで、みなさんのコミュニケーションも活発になったと聞いています。トレーニングのあとに朝のミーティングがスタートするのですが、「今日のトレーニング、ちょっときつかったよね」「気持ちよかったね」など、運動をきっかけに、自然と会話が生まれているそうです。

 運動は、体への効果だけでなく、抑うつ状態の予防などメンタル面にも良い影響が期待できることが、さまざまな研究で明らかになっています。1人で行うよりも、みんなで行うほうが、メンタル面への効果が増すのではないか、ということを今回の取り組みを通じて感じています。

【中野さんからのアドバイス】

テレワークによる社員の体調不良を減らすには…

テレワークを「スポーツ」ととらえ、就業前に準備運動を行う

ベストな準備運動は「バランスボール」。腰回りをほぐそう

朝に行う「ラジオ体操」でもよい

社員一斉に行えばメンタル面のケアも一石二鳥

(まとめ:長島恭子=フリーライター)

中野ジェームズ修一さん最新刊

『疲れない体大全』

老若男女、すべての人が日常生活で実践できる「疲れない体づくり」本の決定版。

フィジカルトレーナーである著者が、最新医学の見地をもとに徹底解説!

発 行: SBクリエイティブ

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん スポーツモチベーションCLUB100技術責任者/PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。元卓球選手の福原愛さんやバドミントンのフジカキペア、プロランナーの神野大地選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。東京・神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB 100」の技術責任者を務める。『世界一伸びるストレッチ』『世界一効く体幹トレーニング』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

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