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中野ジェームズ修一のカラダお悩み解消講座

「コロナ外食自粛」で太る人、太らない人の違いは?

第2回 レストランのテイクアウトや自宅でスイーツの手作りにハマる

 中野ジェームズ修一

 次に、できる範囲で、頻度を減らしていきます。「テイクアウトのランチは水曜と金曜の週2回にする」「土曜の夕食だけはおいしいレストランの食事を宅配で頼む」「手作りスイーツは月に1回」といった具合です。

 目標が達成できたら、さらに回数を減らしてみる。そうすれば、コロナの前の状態に戻っていくはずです。

 頻度を減らすコツは、おいしいものを食べたときの満足度が上がるよう工夫することです。先ほども言ったように、期待を下回ると、食べ直したくなったりしてしまいます。食べるものを事前に十分に吟味して、「とてもおいしくて満足した。これで来週まで我慢できる」などと思えるようにするのです。

 たまに食べるのであれば、中途半端にカロリーを気にしたりする必要はありません。とことんチョイスにこだわって、高い満足感を得ましょう。

月に一度の贅沢でも十分満足できるようになるコツ

 私のクライアントにも、食べ歩きが大好きという方がいます。トレーニング中も、「あそこのレストランおいしかったよ」「あのお店の和菓子がいいよ」などと、食べ物の話が止まりません。

 おいしいものにハマっているクライアントには、食事日記をつけてもらいます。すると、自分が「おいしいもの」を、いつ、どのぐらいの頻度で求めているかが自覚できるようになります。

 すると、「さすがにこれは食べ過ぎですね…」と、行動が変わるきっかけになります。トレーニングをいくら続けても、食べ過ぎていてはやせない、ということに自分で気づくのです。

 一方で、報酬予測誤差を上手にコントロールしている例もあります。私のクライアントの女性は、ご主人がパイロットということもあり、必ず月に一度、夫婦そろって飛行機に乗り、おいしいものを食べに行くことにしています。

 月に一度のその旅まで、彼女は普段の食事では贅沢をせず、現地で評判のおいしいお店をとことん調べて過ごすそうです。そして、行きたかったお店に行って、食べたいものをしっかり食べ、大満足で帰宅。そしてまた、次の行き先を決めるために、リサーチする日々を楽しんでいます。

 料理だけでなく、お酒や、お店の雰囲気を味わうことでも、ドーパミンは放出されます。月に一度なら、そんな贅沢を思い切りするのもいいですよね。

 コロナが収束し、外食できる日常が戻ったら、友人とディナーを心ゆくまで楽しむことを期待しつつ、まずは「できること」から始めてみてください。

【中野さんからのアドバイス】

コロナ自粛による食べ過ぎを解消するなら…

「食事日記」をつけて自分の食行動パターンを認識する

食べ過ぎの頻度をできる範囲で減らす

目標を達成できたらさらに減らす

贅沢するときは思いっきり満足できるよう、事前に下調べをする

(まとめ:長島恭子=ライター)

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん
スポーツモチベーションCLUB100技術責任者/PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。元卓球選手の福原愛さんやバドミントンのフジカキペア、プロランナーの神野大地選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。東京・神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB 100」の技術責任者を務める。『世界一伸びるストレッチ』『世界一効く体幹トレーニング』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

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