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中野ジェームズ修一のカラダお悩み解消講座

コロナで運動不足 優先すべきは筋トレと有酸素運動どっち?

第1回 スポーツクラブが閉鎖、テレワークで体を動かす機会が激減

 中野ジェームズ修一

有酸素運動はメンタル面にもメリット

 さて、私が今回、有酸素運動を勧めるのにはもう一つ理由があります。それはメンタル面です。

 以前、AI開発者の方とトークセッションをしたとき、テレワークについての話になりました。そのときハッとしたのは、「完全な在宅勤務になれば、運動不足による疾患のリスクや、筋力低下による将来の要介護のリスクも高まる。何より、精神的な疾患が増えるのではないかと心配だ」という彼の指摘でした。

 テレワークによって通勤時間の短縮や満員電車のストレスなどから解放される一方で、家から出ない日が続いたり、人と直接的に交流する機会が失われたりするため、心に問題が生じかねない、というわけです。

 新型コロナウイルス感染症の危機を乗り切ったとしても、これからテレワークを採用する企業は増えていくでしょう。つまり、先々にわたって、テレワークによる心身の健康不安は続くのです。

 有酸素運動がうつ症状の抑制に効果的なことは、さまざまな研究からも明らかになっています。ただでさえ、コロナの影響で外出が難しい今でも、心身の健康のためには、外に出て、風を感じ、景色を眺めながらジョギングを楽しんでください。そして、帰宅後は手洗いを忘れずに!

【中野さんからのアドバイス】

テレワークによる運動不足を解消するなら…

限られた時間では、ジョギング、ウォーキングなど有酸素運動を優先

有酸素運動は血糖値を下げる効果があるので糖尿病予防にも

時間があるなら筋トレを加える

外でのジョギングはストレス解消の観点からもお勧め

(まとめ:長島恭子=ライター)

中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん
スポーツモチベーションCLUB100技術責任者/PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
中野ジェームズ修一(なかの ジェームズ しゅういち)さん フィジカルを強化することで競技力向上やけが予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。元卓球選手の福原愛さんやバドミントンのフジカキペア、プロランナーの神野大地選手など、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。東京・神楽坂の会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB 100」の技術責任者を務める。『世界一伸びるストレッチ』『世界一効く体幹トレーニング』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

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