花粉症は、1月末から治療を始めて軽く済ませましょう
第5回 花粉が飛ぶ前からの初期療法には2大メリット
石岡みさき=みさき眼科クリニック院長
花粉症の症状は「目と鼻」「鼻だけ」「目だけ」の3パターン
患者さんから「なぜ花粉症で眼科に行くの?」と聞かれるときがあります。花粉症治療は内科、耳鼻科で行うものと思っている方もいるようですが、もちろん眼科でも治療します。花粉症は、症状が目と鼻の両方に出る人、鼻だけの人、目だけの人に分かれます。目の症状には点眼薬、鼻の症状には点鼻薬と飲み薬を使います。初期療法も同じで、目だけの症状が出る人は早めに抗ヒスタミン薬の点眼を始めてもらい、鼻の症状が出る人には抗ヒスタミン薬の内服やステロイド剤の点鼻を早めに始めて、症状が本格的にひどくなったころに飲み薬を追加しています。点鼻薬はほとんど副作用が見られません。