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ストレス解消のルール

肌が乾燥してかゆい時、やってはダメな4つの「し過ぎ」

「かき過ぎ」「洗い過ぎ」「こすり過ぎ」「(保湿の)しなさ過ぎ」はNG

 結城未来=健康ジャーナリスト

 どうやら「かゆみ」には、かくことで更なるかゆみを呼び込む負のサイクルリスクがあるようだ。「乾燥」から始まる「かゆみ」を侮ってはいけない。

暖房機器や入浴方法に気をつけて

――江藤副院長「エアコン、ホットカーペット、ストーブ、コタツを使用することによる肌の乾燥にも注意が必要です。乾燥を感じたら、加湿器を活用することも考えた方がよいでしょうね」

 どれも冬の必須アイテムだ。寒くなると、熱い湯も恋しくなる。

――江藤副院長「入浴時も注意が必要ですよ。結城さんはどういう入浴法ですか?」

 私の場合、夏にはシャワーで済ませることも少なくないが、冬は熱めの湯をためて入浴する。汚れをしっかりと落とすためにナイロンタオルで体中をこすり上げてサッパリするのも好きだ。特に膝やかかとがカサつきがちなので、しっかりとこすって汚れを落とすように心がけている。

――江藤副院長「それはダメですね。ゴシゴシ洗いは日本人の美徳のように思われていて、洗い過ぎの人が少なくありません。洗濯でも皿洗いでも油汚れがよく落ちるのは熱いお湯ですよね!? 同じように、お湯では皮膚の大事な脂も溶けてしまいます。皮脂膜が溶けた皮膚はワックスのはげた車のように、ダメージを受けやすい状態。繊細になっている皮膚を強くこするように洗ったり洗浄力の強い洗浄剤を使ったりすると角層が削られ、顆粒層にある皮膚バリアも簡単に壊されて乾燥が進み、かゆみがひどくなります」

 私の場合、特に膝の乾燥が気になってはいたが、まさか入浴の仕方がカサカサ肌の大きな原因になっていたとは驚きだ。

 では、どうすればいいのだろうか?

写真はイメージ=(c) liza5450-123RF

――江藤副院長「薄い皮膚バリアを壊さないように洗浄剤を泡立てて、泡だけを肌の上にのせ、なでるように優しく洗ってください。泡の力だけで十分に汚れは落ちます。せっけんの成分を残さないように、しっかりとすすぐことも忘れずに。それから、入浴後も注意が必要です」

 タオルでしっかりと水気を拭きとるだけではいけないのだろうか?

――江藤副院長「ゴシゴシと肌をこすると、皮膚バリアを壊すことになります。肌を押さえるように水滴をとってください。さらにその後も大切ですよ」

 水気を拭きとったら、火照った体を鎮めてゆっくりとしたいという人も少なくないだろう。

――江藤副院長「乾燥やかゆみが気になるなら、急いで保湿ケアをすることが大切です。入浴中に肌を洗うことで、皮膚の表面をワックスのように覆っている皮脂膜はかなり落ちてしまいます。皮脂膜が再び分泌されるまでには時間がかかるため、入浴後そのままにしておくと皮膚から水分が急速に失われてしまうのです。特に冬場はお部屋が乾燥しているので要注意。余分な水分を軽く吸いとったら、すぐにクリームなどの保湿剤で乾燥を防いでください」

入浴後、10分以内にたっぷりの保湿剤を

写真はイメージ=(c) Torwai Suebsri -123RF

 「すぐ」というのは、どれくらいの時間だろうか?

――江藤副院長「それほど猶予はありませんよ。入浴後約20分で皮膚の水分は蒸発して入浴前よりも乾燥してしまいます。10分以内には保湿剤を塗って皮膚にフタをして乾燥を防いでください」

 乾燥とかゆみを防ぐには、入浴直後も気が抜けないようだ。手を洗う際はどうだろう? 特に冬になると私の手はかさついて、時にはかゆみを生じることもある。

――江藤副院長「1日何回も水に触る『手』こそ、あれやすいですね。手のひらには毛がないので皮脂もありません。その分、丈夫にできてはいますが保護する膜がありませんから、いったんあれるとドンドン悪化してしまいます。水に触れた直後は保湿剤でケアしていただきたいですね。結城さんのように手あれが気になるなら、なおさらです」

 ハンドクリームを塗るようにはしているが、それでも冬には乾燥しがちだ。さらっとした乳液タイプでは物足りないのだろうか?

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