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ストレス解消のルール

髪が濡れているとき摩擦はNG、頭臭の原因に

ストレス解消のルール(3)

 結城未来=健康ジャーナリスト

――五味院長「髪が濡れたままの時間が長い自然乾燥では、髪を傷めるリスクがあちこちにありますよ。私の髪は短いのですぐに乾きますが、結城さんの髪は長めで乾きにくそうなので、気を付けないと毛髪を傷つけてしまい、頭臭のリスクが高まりそうです」

 ちなみに、私の髪はミディアムショート。毛髪は細いが量は多い。確かに、洗髪後から髪が乾くまで少々時間がかかる。

――五味院長「髪は濡れていると特に傷みやすいですからね。ただ、私は臭いの専門家であって髪のことは詳しくないので、髪については専門家に確認してみてください」

 …というわけで、髪の専門家の門を叩いた。美容師歴33年。これまでに有名ファッション誌で数々のモデルのヘアメークも手掛けてきたヘアスタイリスト、JILLE(東京・恵比寿)の小野安代さんは、毛髪についての知識も豊富だ。まずは濡れた髪について聞いてみた。

濡れた髪は摩擦に弱い、乾いた髪は熱に弱い

濡れた髪は摩擦に弱い。だから髪をタオルでゴシゴシ乾かすのはNG。写真はイメージ=(c) PaylessImages-123RF
[画像のクリックで拡大表示]

――小野さん「毛髪の表面をウロコ状に覆うキューティクルは、外部の刺激から毛髪を守り、保湿成分やたんぱく質などの成分が外へ逃げないようにするための一種の『鎧(よろい)』。乾いた状態では安定していますが、水分を含むと不安定になります。

 特に濡れた状態では摩擦に弱くなるので、髪をこすって乾かしたり、濡れたまま眠ると、傷みやすくなります」

 では、ドライヤーで髪を乾かしてしまえば髪を傷めることはないのだろうか?

――小野さん「ドライヤーもかけ方によっては髪を傷つけます。『濡れたキューティクルは摩擦に弱い』ですが、『乾いたキューティクルは熱に弱い』ですから」

 ドライヤーの温風で乾かしていく段階でも、キューティクルは傷つきやすくなるのだという。小野さんの解説を五味院長に伝えると…。

――五味院長「そのようですね。直接ドライヤーの熱で乾かすと髪が傷むということから、知り合いの美容室では髪にタオルを置いてその上からドライヤーの熱風を当てて乾かすやり方を、以前推奨していましたよ」

 そこで、試しに私も「タオルカバーでドライヤー」の方法を自宅で試してみることにした。

髪全体をタオルで包んで押さえてもいいし、タオルの間に髪を挟み込んでもいい。写真はイメージ=(c)Roman Stetsyk-123RF
[画像のクリックで拡大表示]

 体を拭くバスタオルとは別に、小さめのタオルを用意。小野さんの「濡れた髪は摩擦に弱い」のアドバイスに従って、ゴシゴシ拭きは封印。タオルの間に髪を挟み込む要領で、擦らないように優しく髪の水分を吸収させた。

 ある程度髪が乾いたところで、少々厚手のフェースタオルを頭に巻き、その上からドライヤーをかけた。ところが、タオルが熱くなるばかりで肝心の髪の毛がなかなか乾かず、イライラして途中でリタイア。仕方なく、仕上げは自然乾燥にまかせた。

 次の日は違うやり方にトライ。通気性の良い薄手のタオルを用意し、髪の毛をあちこちめくりあげて、そのたびにタオルを当て、その上から熱風を当てて乾かしてみた。仕上げに熱のない送風で髪の内側に残った湿り気をとったところ、少々しっとりとした仕上がりに。自然乾燥ではパサパサ髪になることも多いので、これには満足したが、何せ時間がかかりすぎるし、片手にドライヤー、もう片方でタオルを移動させながら乾かすのは難しいとも感じた。

髪を傷めずに短時間で乾かすコツは?

 そんなわけで小野さんに、頭にタオルをのせた乾かし方についてコツを聞いてみたところ、

――小野さん「う~ん、タオルを使って熱風から毛髪を守るという考え方は良いですが、タオルを上手に使えないと難しいかもしれませんね」

 と、いきなりの難色。しかし、

――小野さん「コツさえつかめば、タオルを使わなくても髪を傷めずに短時間で乾かせますよ」

 と、うれしいコメントが続いた。そのコツはこうだ。

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