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ストレス解消のルール

熱帯夜でもこれで快眠! カギは扇風機・エアコンの気流と除湿

不眠ストレス解消5つのルール

 結城未来=健康ジャーナリスト

 マンション住まいの私。確かに、コンクリートが熱を抱きこむらしく、帰宅後に室内の壁を触ると、かなり熱い。睡眠前には寝室を低めの温度で冷やして準備をしておくことが大切だ。また、その際に、クローゼットなどの扉も開け放して、中の熱気も追い出しておこう。

エアコンは一晩中つけても問題なし

 それでは、睡眠中はどうすればよいだろう?

――安河内さん「これだけの酷暑ですからね。熱中症予防のためには、エアコンを一晩中つけておくことも大切です。体内リズムを考慮した使い方をし、体に直接エアコンの風が当たらないように工夫すれば、簡単に体を壊すことはありません」

 体内リズムとは、日中は活動、夜は睡眠といった一日の活動度の変化と連動したリズム。体温もこの変化に連動したリズムを持ち、時間帯によって変動する。

――安河内さん「体内リズムで見ると、眠る前から徐々に深部体温が下がれば、スムーズに眠りやすくなります。ただ、夜明け前あたりに深部体温は最低になり、以降は日中の活動に備えて深部体温が上がっていく必要があります。外気温も下がっているこの時間帯に室温を下げ過ぎてしまうと、深部体温がなかなか上がらないので体調を崩す原因にもなるのです。

 今は、『睡眠モード』を備えたエアコンも多い。中には、入眠時は設定温度よりやや低く、その後段階的に少しずつ温度が高くなるよう制御されるものもあり、冷え過ぎないようになっていると思いますよ。そういった機能がないエアコンなら、弱めの風量と高めの温度設定、さらには体に直接風が当たらないように羽根の向きを変えて使用するとよいですね」

 パナソニックにも、聞いてみた。

――パナソニック「私どもにも『おやすみ運転』があります。就寝からお目覚めまでの温度制御パターンを設定したり、おやすみ中の体の動きと連動して快適な室温に自動でコントロールする機能を持ったエアコンもあります」

 それでも、一晩中エアコンを使うことに抵抗を持っている人は多いはず。かくいう私も、エアコンをつけっ放しで寝ていたら、すぐさま喉をやられ、風邪をひいたというトラウマから、「体に優しい」と言われても、エアコンのつけっ放しには抵抗がある。

――安河内さん「エアコンのつけっ放しに抵抗があるなら、睡眠前半だけ、エアコンや扇風機を使いましょう。ここで湿気を抑えて気流をつくり、汗を蒸発させて積極的に放熱します。朝方にエアコンが切れていれば、体温上昇を自然に助けることができます」

 つまり、睡眠前半は「放熱促進時間」、後半は「放熱を抑える時間」ということらしい。

 東北福祉大学感性福祉研究所の水野一枝研究員の実験でも、睡眠前半と後半のどちらかで約4時間エアコンを使用した場合、前半にエアコンを使ったほうが深い睡眠をとれるという結果が出ている。逆に後半だけ使用すると、前半で出た汗でぬれた髪や体にエアコンの冷風が当たり、一晩中エアコンを使うよりも体を冷やし過ぎるうえ、前半後半共に目覚めやすくなるという。

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