日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
日経Gooday TOP  > からだケア  > ストレス解消のルール  > テレワークの後遺症に! たった3分でできる「腰痛ストレッチ」
印刷

ストレス解消のルール

テレワークの後遺症に! たった3分でできる「腰痛ストレッチ」

腰痛ストレスを解消するためのルール

 結城未来=健康ジャーナリスト

慣れないテレワークを強いられたための「腰痛」を訴える声が急増している。いざ通勤が再開したところで、「腰痛」はすぐには治らない。「動きづらい」「家でも会社でも椅子に座るのがつらい」「寝返りを打つのもつらくて眠れない」そんなストレスを訴える声が目立ち始めた。そこで、健康ジャーナリスト結城未来が、「テレワークの後遺症・腰痛ストレスを解消するためのルール」を専門家に聞いた。

写真はイメージ=(c) Ana Blazic Pavlovic-123RF

 先日、ウェブ会議を行っていた時のこと。「腰が痛くて仕方ないんです。どうすれば良いですかね?」と一人が口火を切った。すると「ボクもつらいので、試しに立って会議をしているんですよ」「階段の上り下りでなんとか運動不足を補っていますが、腰のつらさは続いています」と口々に声があがった。

 「腰痛持ちが急増しているようですよ」と、Tデスクに相談したところ、「実は私も、腰を痛めているんです。テレワークで家から出ることがほとんどなくなって机にへばりつきっぱなしでしたからね」とTデスク。

 そういえば、私自身もこのところ、これまで以上に自宅のパソコンの前にいる時間が長くなった。そのせいか、急に立ち上がって歩きだすと、さびたロボットのように体が硬くなっていて動きにくい。腰の痛みも日に日に増しているような気もする。

 テレワークの後遺症で腰痛患者が激増しているなら、これはゆゆしき問題だ。昭和大学医学部整形外科の客員教授平泉裕医師に助けを求めた。

――平泉医師「私のところにも、テレワークを続けていたための腰痛や坐骨神経痛を訴える患者さんが、最近は目立ちますね。本日の診療でもいらっしゃいましたよ」

 やはり、医療機関に駆け込む人が増えているようだ。しかし、どうして腰に痛みが出てしまうのだろうか?

――平泉医師「テレワークによる腰痛の原因は主に『疲労性の腰背筋炎』です。長時間の座りっぱなし作業で、背骨の両側にある脊柱起立筋が疲労するために起こります。脊柱起立筋は、何層にも重なる筋肉の奥にある深層筋で『コアマッスル』とも呼ばれている筋肉のひとつ。脊柱(背骨)を起こし姿勢を保持する働きをしていて、この筋肉が腰痛を引き起こす原因筋とも考えられています」

(c) Sebastian Kaulitzki-123RF

 脊柱起立筋は、いわゆる「背筋」と呼ばれる筋肉だ。腰の筋肉ではなく、背中の筋肉が疲労するために腰が痛くなるというのは、どういうことだろうか?

――平泉医師「片側に寄りかかったり、体を丸めて長時間パソコン作業を続けてしまうと脊柱起立筋が疲労し、本来の姿勢を保てなくなります。腰は下半身から伝わる衝撃を受け止めると同時に、上半身を支える体の『要』。姿勢が崩れると、それだけ腰への負担が増え、悪化すると炎症を起こし腰痛が生じるのです。筋肉量の少ない女性にも起こりがちですね」

 どうやら、スポーツ選手などがよく「コアマッスルを鍛える」と言っているのは、体の表面ではなく奥にある筋肉を鍛えることで体の芯を安定させ、動きをよくするためらしい。確かに、腰が痛くなってきた時には背中も鉄板のように固まってつらいことが多い。とはいえ、肝心の「腰」自体にも痛みの原因はないのだろうか?

――平泉医師「もちろん、ありますよ。不動の姿勢を長時間続けると、筋肉の伸縮性と血流が低下。腰の骨の動きをコントロールする椎間関節(腰骨をつないでいる関節)が硬くなります。これを放置すると、骨と骨の間でクッションになっている椎間板が老化し、腰痛や椎間板ヘルニアへの進行を招きやすくなるのです」

 では、どうすればよいのだろうか?

1/3 page

最後へ

次へ

腰痛
新型コロナ
キーワード一覧へ

RELATED ARTICLES関連する記事

からだケアカテゴリの記事

カテゴリ記事をもっと見る

FEATURES of THEMEテーマ別特集

  • 「眠れない」を解消して抵抗力を高める、3つのNGと6つのテク

    暑い夜でもぐっすり眠るにはどうすればいいのか。そもそも睡眠は何時間とればいいのだろうか。今回のテーマ別特集では、不眠を解消するための3つのNGと、6つの快眠テクニックを紹介する。

  • 熱中症・かくれ脱水を防ぐ「水分補給」「マスク着用」のコツ

    脱水症やその一歩手前の「かくれ脱水」とはどういうもので、なぜ様々な病気につながるのか、脱水症はどんな人がなりやすく、どう予防すればいいのか。夏の今こそ知っておきたい、脱水症の怖さと対策について紹介する。さらに、夏期におけるマスク着用の注意点についても解説する。

  • かかると怖い!「膵炎」「膵がん」

    激痛に襲われる「急性膵炎」や、発見しにくく5年生存率が極めて低い「膵がん」など、膵臓の病気には厄介なものが多い。今回は、膵臓という臓器の役割や、膵臓の代表的な病気である「膵炎」「膵がん」の怖さ、早期発見のコツをまとめていく。

テーマ別特集をもっと見る

スポーツ・エクササイズSPORTS

記事一覧をもっと見る

ダイエット・食生活DIETARY HABITS

記事一覧をもっと見る

からだケアBODY CARE

記事一覧をもっと見る

医療・予防MEDICAL CARE

記事一覧をもっと見る

「日経Goodayマイドクター会員(有料)」に会員登録すると...

  • 1オリジナルの鍵つき記事鍵つき記事がすべて読める!
  • 2医療専門家に電話相談できる!(24時間365日)
  • 3信頼できる名医の受診をサポート!※連続して180日以上ご利用の方限定

お知らせINFORMATION

日経Gooday新型コロナ特設

SNS

日経グッデイをフォローして、
最新情報をチェック!

RSS

人気記事ランキングRANKING

  • 現在
  • 週間
  • 月間

NIKKEICopyright © 2020 Nikkei Inc. All rights reserved.