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ストレス解消のルール

花粉症の症状緩和のために 知っておきたい5つの勘違い

花粉症ストレス解消のルール

 結城未来=健康ジャーナリスト

 これまでに、「マスク」がこれだけ注目されたことはあっただろうか。スギ花粉シーズンに加えて、新型コロナウイルスの脅威にさらされる中、マスクは店頭から姿を消すほど必需品になってきている。

 特に花粉症がある場合、屋外ではもちろんだが、感染症のリスクに配慮して屋内でもマスクの装着を強いられてしまうケースも目立つ。かくいう私、健康ジャーナリストの結城未来も、花粉症歴が長い。この時期にマスクは欠かせないが、新型肺炎騒ぎで例年以上にマスク装着時間が長くなり、それが一種のストレスになっている。唯一、マスクから解放される空間が自宅のはずだが、日によっては家の中でも花粉症の症状がひどく、マスクが必要になるときもある。だが、どうやら生活の中で「花粉症緩和のためにやっていたはず」のことが、実は効果がなかったり、やり方が悪くてかえって鼻を痛めるなどの逆効果になったりしていることもあるようだ。

 世の中に花粉症に関する情報は数多く飛び交っているが、「勘違い情報」は意外に多い。そこで、マスク・ストレスから解放され、家の中で快適に過ごせるための正しいルールを、日本医科大学耳鼻咽喉科の大久保公裕教授に教わった。

写真はイメージ=(c) PaylessImages-123RF

 そもそも、マスクは必要なものなのだろうか?

――大久保教授「花粉症の場合は外からの花粉の防御、風邪や新型コロナウイルス感染症では他人にウイルスをまき散らさないために必要でしょうね」

 マスクの正しい装着法については、「花粉症にドライアイ、目がかゆくても冷やす・水洗いは避けて」の記事を参考にしてもらいたいが、マスクにも様々なタイプがある。安いものでも手作りでもよいのだろうか? 私の場合、安いマスクを使用しているせいか、家に帰っても鼻がつらく感じることがある。

――大久保教授「花粉を防御するという意味では、マスクは安価なものでも手作りでもそれほど変わらないですね。ただし、マスクだけに頼るのではなく、手を洗う、花粉症用の薬を飲むなどの他のケアは大切です。花粉症のある人が帰宅後も鼻がつらいのなら、家の中の花粉対策がしっかりとしていないか間違っている可能性があります」

 間違っているとはどういうことだろうか? 帰宅後の行動を花粉症対策の視点から見直してみよう。

【勘違い1】洋服から花粉を払って安心する

――大久保教授「まず、家に入る時。外で洋服の表面などに付いた花粉を払っておきましょう。家に入ったら、マスクなどの捨てられるものは捨てて、メガネなどの捨てられないものはいったん外して置き、落ち着いてから拭くとよいですね。そして上着を脱ぐより先にまず手を洗い、花粉が舞わないように静かに洋服を脱いで着替えます」

 ここまでは、私も心がけているし、やっている人も多いだろう。

――大久保教授「意外と忘れがちなのが『髪の毛に付着した花粉』です。髪が長い人ほど相当量の花粉が付いていますので、できれば家の外でブラッシングをするか、帰宅後すぐに入浴するのがベストです」

 髪の毛は盲点だ。私自身、帰宅後は洗面所に直行して手と顔を洗うことまでは心がけていたが、これでは完全に花粉を落とせていないようだ。

ペットの毛に付いた花粉も忘れずに。写真はイメージ=(c) Mladen Mitrinovic-123RF

――大久保教授「同じようにペットを飼っていれば、毛に付着した花粉対策を忘れないようにしましょう。毛が地面についた状態で散歩をしているなら、地面に落ちている花粉を拾い集めていることになります。帰宅後にペットも家の中に入れるなら、脚を拭くだけでなく家の外で毛を拭いたりブラッシングをするなどして花粉を取り除いてください」

 大切な家族の一員が室内に花粉をばらまく存在にならないよう、ケアが必要なようだ。

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