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ストレス解消のルール

花粉症の症状緩和のために 知っておきたい5つの勘違い

花粉症ストレス解消のルール

 結城未来=健康ジャーナリスト

【勘違い2】鼻うがいは冷たい水で行えばスッキリ

 帰宅後に手を洗うと同時に、花粉で不快になった鼻も洗いたくなる。そんな時、私は時折鼻うがいを試みるが、鼻が痛くなって途中で断念することも少なくない。

――大久保教授「鼻が痛くなるのは、やり方が間違っているか、生理食塩水でなく水道水を使っているからだと思いますね」

 その通りだ。手を洗ったついでに、手ですくった水で鼻の中に水を入れて洗おうとしてきた。

――大久保教授「それでは、痛くなっても仕方ありませんね。体液と水の浸透圧は違うので、鼻に真水が入ると痛くなります。正しいやり方を覚えてください」

【正しい鼻うがい法】

(1)

水道水を煮沸する。

(2)

(1)に0.9%の食塩(300mLの水なら2.7g、500mLなら4.5gが目安)を入れて、体液に近い生理食塩水にして、軟らかい容器に入れる。作ったものは1回で使い切ろう。

(3)

片側の鼻を指で押さえながら、もう片側の鼻の穴に容器の先を入れて前かがみになる。「あ~」と言いながら容器を押し、水を鼻に入れる。鼻から入れた水が、口かもう片方の鼻の穴から出るのが正解だ。


 生理食塩水は購入もできるようだ。「口から水を出す」というと、むせそうな気もする。

――大久保教授「『あ~』と声を出すと声帯が閉じるので、洗浄液が気管に入らず、むせません。水は吸ってはいけないのです。鼻から水を吸おうとするとむせてしまいますし、喉もヒリヒリと痛くなります。あくまで容器を手で押して、水は流し入れるだけ。口から水を出せれば、鼻の裏側や喉まで洗えている証拠です」

 私も試しにやってみた。一度沸騰させてから人肌の温度まで冷ましたお湯で生理食塩水を作り、ドレッシング用に用意していた軟らかい容器に入れる。

 うつむき加減に下を向き少し顔を傾けて、片側の鼻は指で押さえ、「あ~」と声を出しながらボトルを押してもう片側の鼻に水を流し込む。すると、拍子抜けするくらい自然に口から水が出てきた。試しに鼻を指で押さえずに同じようにトライ。すると、鼻と口の両方から水が出てくる。痛みも圧迫感も全く感じない。あまりにも違和感なくできるので、鏡を見なければ口や片側の鼻から水が出ているのを確認できないほどだ。改めて鼻と喉がつながっていることを実感。鼻と喉の奥を洗えている証拠に、鼻にはすがすがしいほどのスッキリ感があり、喉の奥にはほんのりと塩味を感じる。これはクセになりそうだ。

――大久保教授「そうですね。水を入れた鼻の穴からそのまま水が出るのは奥まで届いていない証しなのでダメですが、反対の穴から出るのは水が奥まで行ってリターンしてきているということなので、両方の鼻腔を洗えていることになります。口から出せば喉まで洗えていることになりますし、両方ともトライしてみてください」

 特に鼻がつらい季節になると、1日に何回もやりたくなる。

――大久保教授「やりすぎは禁物です。何回もやると、自分の持っている粘膜のバリアが壊れて、悪い菌の侵入を招くリスクが増大します。1日1回の洗浄にとどめましょう」

 ベストなタイミングはあるのだろうか?

――大久保教授「洗面所ではビショビショになりがちですから、ベストは帰宅後すぐに風呂場で行うことです。入浴中、浴槽の中で温めておいて、人肌になったら洗浄するのが理想的ですね」

 温めた方がよいということだろうか?

――大久保教授「温めておかないと、ヒリヒリしますよ。目は冷たいとスッキリしますが、鼻の場合、冷たい水は粘膜へ刺激を与えるので、絶対にダメです。あくまで体温と同じくらいの温度で洗浄するのが正しい鼻うがいの仕方です。仕上げには鼻の中に水が残らないように、鼻をかんでおきましょう」

【勘違い3】空気清浄器を部屋の中央に置いて安心する

 人の集まるリビングに空気清浄器を置いて花粉対策をしている家庭も少なくないだろう。

――大久保教授「部屋の真ん中に置いておくのでは、それほどの効果は見込めません。基本的に室内は移動が少ない空間ですから、花粉は床などに落ちたままの状態になっていて、舞っている花粉をキャッチできないことになります。空気清浄器の効果を発揮したいなら、設置場所はリビングの出入り口か玄関。人の出入りが激しい場所こそ花粉が舞い上がるので、空気清浄器の活躍のチャンス。リビングの出入り口に設置して人のいる方向に向けておけば、より効果的です」

 空気清浄器を寝室で一晩中動かすのがよいという情報もよく見かけるが、寝室での効果はどうなのだろう。

――大久保教授「本来、寝室は寝ているだけで動きがない空間。置いておいてもよいですが、花粉も舞い上がらないので、それほど効果的な場所とはいえないですね」

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