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ストレス解消のルール

花粉症にドライアイ、目がかゆくても冷やす・水洗いは避けて

「花粉症による目のかゆみストレス」軽減のためにやってはいけないNGルール

 結城未来=健康ジャーナリスト

 目のかゆみや違和感を覚えたら、目を温めることで、その不快感を改善できるという。

 早速、私も温めたタオルを目にのせてみた。目がふんわりと温められると、花粉によるかゆみもイライラ感も忘れてリラックスし、うっかり眠りそうになった。

――綾木医師「まばたきには目の表面をきれいに拭く役割が、涙には目の表面を洗い流す役割があります。まばたきや涙で花粉を除去し、目を閉じて目を休ませることが、この時期のかゆみストレスから解放される一番のリラックス法です。そのときに目を温めれば、さらに目が楽になります。簡単なことに思えますが、意外と、ちゃんと目を休ませている人はそう多くはないんですよ。ぜひ、心がけてください」

NGルール(5)「メガネを曇らせるマスクの装着法はNG」

 最後におまけとして、ぜひ聞きたいことがあった。この時期、花粉を避けるためにマスクとメガネを身に着けている人が目立つ。ところが、メガネが曇りがちなのでこれをストレスだと感じる人も少なくないようなのだ。実は私も、この組み合わせでレンズの曇りと格闘しがちだ。

――綾木医師「ちゃんと正しい装着法でマスクを使っていますか? 私も普段からメガネを欠かせない派です。大切な手術でもメガネとマスクを使いますが、レンズが曇るなんていうことはありませんよ」

 改めて、正しいマスクの装着法を教わった。

(イラスト 平井さくら)

(1)

ワイヤがついている辺を上にして耳にゴムひもをかける

(2)

両手の指でワイヤを顔に押さえつけながら鼻とほほにフィットさせて隙間をなくす

(3)

ワイヤ部分を片手の親指と人さし指で支えながら、残りの手であごの下までマスクを伸ばす

(4)

両手でマスクを覆い、空気漏れをチェック。呼吸をしてもマスクが顔に密着するように(2)を繰り返して確認する


――綾木医師「こうすれば、呼吸をしてもマスクが顔に吸い付いたままなので、メガネは曇りません」

 早速、トライしてみた。これまでは、鼻とほほのフィットをおろそかにしていたことを痛感。手で鼻とほほに当たるワイヤ部分を密着させるように心がけては息漏れチェックを繰り返してみたところ、なんとか曇りも違和感もない視界を手に入れることができた。

 マスクは、どのタイプでも大丈夫なのだろうか?

――綾木医師「ワイヤが鼻の形に曲がらない製品は用をなしません。上端を内側に折り曲げるやり方もあるようですが、ワイヤがしっかりとしているマスクでしたら、不要です。ワイヤを鼻とほほにしっかりと添わせるだけで簡単に顔にフィットさせることができますよ」

 こうしてチェックしていくと、無意識にNG行為を行っていることに気づく。現代人は、パソコンやスマホ操作など、何かと目を酷使する機会が多い。目のかゆみストレスから解放されれば、視界も広がり前向きになれる。NGルールに注意して、なんとかこのつらい季節を乗り越えよう。

<「花粉症による目のかゆみストレス」軽減のためにやってはいけないNGルール>
(1)「目や目の周辺を手でかくのはNG」
⇒「かゆいからかく」行為は、かゆみを増やすだけ
(2)「水道水で目を洗うのはNG」
⇒顔、特にまぶたについた花粉を洗うだけならいいが、目を洗うことは目によくない
(3)「目薬を乱用するのはNG」
⇒目薬の使い過ぎは目に有害。特に防腐剤が入っていると、目を傷めることがある
(4)「目を冷やすのはNG」
⇒冷やすことは、目の状態の悪化を招くことがある。温める方が目の健康には良い
(5)「メガネを曇らせるマスクの装着法はNG」
⇒マスクの装着法に気を付けるだけで、「レンズの曇りストレス」から解消される!

綾木雅彦(あやき まさひこ)さん
おおたけ眼科つきみ野医院副院長、慶應義塾大学医学部眼科学教室特任准教授
綾木雅彦(あやき まさひこ)さん 1982年慶應義塾大学医学部卒業後、米国ハーバード大学医学部留学。昭和大学医学部眼科准教授、国立病院機構埼玉病院眼科医長、国際医療福祉大学三田病院眼科准教授などを経て、現職。医学博士(慶應義塾大学)、日本眼科学会認定眼科専門医・指導医、日本抗加齢医学会専門医・評議員、日本医師会認定産業医、睡眠健康指導士、アメリカ眼科アカデミー国際会員。
結城未来(ゆうき みく)
エッセイスト・フリーアナウンサー
結城未来(ゆうき みく) テレビ番組の司会やレポーターとして活躍。一方でインテリアコーディネーター、照明コンサルタント、色彩コーディネーターなどの資格を生かし、灯りナビゲーター、健康ジャーナリストとして講演会や執筆活動を実施している。

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