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ストレス解消のルール

寒い季節に気になる濃い体臭 ネバつく汗の対策と衣類ケアで撃退

厚着の季節の体臭対策

 結城未来=健康ジャーナリスト

冬の濃縮臭撃退ルール(2) 「濃縮臭」にミョウバンスプレー

写真はイメージ=(c) Suriya Siritam-123RF

――五味院長「汗のニオイが気になるなら、ミョウバンスプレーを活用してみてください。アルカリ性の汗に対して酸性のミョウバンをかけると中和するので、消臭剤になります。夏は体全体で汗をかきますが、冬は部分汗。ワキなどのこもる部分で汗をかきやすい。入浴後など気づいた時にワキだけにミョウバンスプレーをかけたり、コットンやタオルに含ませてワキを拭き上げたりするのもよいでしょうね」

 ミョウバンスプレーの詳細は「髪が濡れているとき摩擦はNG、頭臭の原因に」の記事も参照していただきたいが、硬水500ミリリットルにミョウバン25グラムを投入すれば簡単に作れる。

――五味院長「実は、結城さんのように保温性の高いインナーのニオイ対策に悩む人は多いんです。着る前にインナーのワキの部分にミョウバンスプレーなどの消臭剤をかけておいて、乾かしてから着れば有効な消臭対策になりますよ」

 消臭剤は夏に限らず、冬にも大いに活躍するようだ。

冬の濃縮臭撃退ルール(3) 毎日の衣服ケアで「付着臭」対策

――五味院長「衣服に染みついたニオイもなんとかしましょう。ニオイ分子は水溶性なので、基本的には洗濯で落ちます。洗濯後にしっかりと乾かせば、繊維の網目に引っかかっているニオイ分子を振り落とせます」

 冬物のセーターやコートなど、頻繁に洗濯ができないものは、どうすればよいだろうか?

写真はイメージ=(c) Anton Estrada-123RF

――五味院長「アイロンのスチームや霧吹きなどを衣服に吹きかけてみてください。水溶性であるニオイ分子を水蒸気に付着させることができます。続いてドライヤーの風を衣服に当てれば、ニオイを吹き飛ばせます」

 ドライヤーの風で繊維に残っているニオイを吹き飛ばすだけなら簡単なうえ、生地を傷めない。

――五味院長「衣類に消臭スプレーをかけるのも有効です。汗のニオイが気になるなら酸性のミョウバンスプレー、アカや皮脂は酸性ですので、このニオイが気になるならアルカリ性の重曹スプレーといったように、目立つニオイに応じて使い分けるとよいです」

 重曹スプレーを作るなら、硬水500ミリリットルに対して重曹大さじ3杯を混ぜて作るのが目安だ。

――五味院長「夏は『体のニオイ対策』が重要ですが、冬のニオイには『衣類のニオイ対策』が肝になります。日頃のケアを忘れずにしてください」

 どうやら、「寒い寒い」と言って洋服を着込み縮こまってばかりいては、あっという間に体が「濃縮臭の発生源」になってしまうようだ。ニオイは健康のバロメーターであり自分のイメージを左右するものでもあると心に留めて、しっかりとニオイ対策をしなければいけない。

五味常明(ごみ つねあき)さん
五味クリニック院長
五味常明(ごみ つねあき)さん 1949年生まれ。昭和大学医学部卒業。昭和大学病院形成外科、多摩病院精神科勤務などを経て、84年より現職。体臭・多汗研究所所長。流通経済大学スポーツ健康科学部客員教授。著書に「気になる口臭・体臭・加齢臭」(旬報社)、「なぜ一流の男は匂いまでマネジメントするのか?」(かんき出版)など。
結城未来(ゆうき みく)
エッセイスト・フリーアナウンサー
結城未来(ゆうき みく) テレビ番組の司会やレポーターとして活躍。一方でインテリアコーディネーター、照明コンサルタント、色彩コーディネーターなどの資格を生かし、灯りナビゲーター、健康ジャーナリストとして講演会や執筆活動を実施している。

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