振動で肝臓全体の硬さを画像化するMRIも登場
より高精度の検査を行うために基幹病院や大学病院の肝臓を専門的に診る診療科(消化器内科など)で導入されているのが「MRIエラストグラフィ」という検査だ。これはMRI検査時にパッシブドライバーという装置で肝臓をブルブル震わせ、振動(弾性波)が通過する様子を測定し、部位ごとに硬さを調べる。これをMRI画像と重ねることで、肝臓のどの領域が固くなっているかを可視化(柔らかい部分は青、硬いと赤など)し、NASHの状態を正確に見極めることができるのと同時に、小さながんを見つけることもできる。