「のどの老化度はどうチェックする?」あなたの悩みに名医が回答!
肺炎・呼吸器のエキスパート・池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生(前編)
伊藤和弘=ライター
高齢者の場合、風邪をひかずに最初から肺炎に
編集部 なぜ風邪やインフルエンザから肺炎になってしまうのでしょう?
大谷 1つは2次感染です。風邪やインフルエンザになると、ウイルスによってのどの線毛が炎症を起こしてダメージを受けます。すると異物を外に出す力が落ちてしまうので、後から来た細菌が気道の中に入ってしまう。下気道に細菌が侵入して気管支炎や肺炎を起こしてしまうのです。