「認知症予防のためにもっと長く眠るべき?」「夜中の尿意を抑えたい」 名医が回答!
秋田大学大学院精神科学講座教授の三島和夫先生(後編)
堀田恵美=ライター
編集部 そうなんですね。質問者さんは朝起きることができないとのことですが、飲む量が問題なのでしょうか。
三島 ジフェンヒドラミンは、脳にあるヒスタミンの接合部(受容体)を塞ぐ形でブロックするのですが、時間がたって血中になくなっても、脳には長く残ることが分かっています。そのため、朝方に眠気が残ったり、判断力が低下したりすることがあるのだと思います。